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公開：2024-09-17

東京カートグラフィックとMIERUNEが地図防災ゲーム「守れ！サイガイ防衛隊」でパートナーシップ締結、デジタルサイネージで防災教育を推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 東京カートグラフィックとMIERUNEがパートナー契約締結
• 地図防災ゲーム「守れ！サイガイ防衛隊」の販売・開発で協力
• ハザードマップゲームをデジタルサイネージで実現

地図防災ゲーム「守れ！サイガイ防衛隊」のパートナーシップ締結

東京カートグラフィック株式会社と株式会社MIERUNEは、2024年9月15日付けで地図防災ゲーム「守れ！サイガイ防衛隊」においてパートナー契約を締結した。このゲームは、ハザードマップゲーム（特許出願中、特開2024-100404）を設置型のデジタルサイネージゲームとして開発したものだ。両社の協力により、防災意識向上と地図活用の促進を目指している。^[1]

東京カートグラフィックは販売元として「守れ！サイガイ防衛隊」の販路拡大を担当し、MIERUNEは販売権の貸与を受けながらシステムの開発保守サポートを行う。このパートナーシップにより、ゲームだけでなくゲーム設定やキャラクターなどを活用した様々なサービス拡大を目指している。

「守れ！サイガイ防衛隊」は、"真剣に、防災なのに楽しく学べて地図に触れる。そして、家族でも楽しめるように"というコンセプトで開発された。子供たちが夢中になれるキャラクターとゲーム性を備え、防災情報を発信する拠点や子供向けの防災コンテンツとして活用が期待されている。

「守れ！サイガイ防衛隊」の特徴まとめ

「守れ！サイガイ防衛隊」の詳細はこちら

ハザードマップゲームについて

ハザードマップゲームとは、防災情報を楽しく学べるように設計された教育的ゲームのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 実際のハザードマップデータを活用したゲーム性
• 防災知識の習得と地図読解能力の向上を同時に促進
• デジタル技術を活用した視覚的で分かりやすい学習体験

「守れ！サイガイ防衛隊」は、このハザードマップゲームの概念を発展させ、デジタルサイネージという形で公共空間に設置可能にしたものだ。子供から大人まで幅広い年齢層が楽しみながら防災知識を学べるよう設計されており、地域の防災意識向上に貢献することが期待されている。

地図防災ゲームに関する考察

「守れ！サイガイ防衛隊」のような地図防災ゲームは、楽しみながら学べる点で従来の防災教育に新たな可能性をもたらしている。特に子供たちにとって、ゲーム形式で学ぶことで防災という重要だが難しいテーマに親しみやすくアプローチできる点は大きな利点だ。また、デジタルサイネージ形式を採用することで、公共施設や商業施設などに設置しやすく、より多くの人々に防災意識を広める効果が期待できるだろう。

しかし、このようなゲーム形式の学習には、実際の災害時の行動との乖離が生じる可能性という課題もある。ゲームで学んだ知識を実際の状況下で適切に活用できるか、また、ゲームの面白さに注目するあまり、本来の目的である防災意識の向上が二次的になってしまわないかという点に注意が必要だ。これらの課題に対しては、ゲーム内容と実際の防災訓練を連携させるなど、リアルな体験とのバランスを取る工夫が求められるだろう。

今後の展開としては、AR（拡張現実）やVR（仮想現実）技術の導入により、より臨場感のある災害シミュレーションを提供することが考えられる。また、地域ごとの特性を反映したカスタマイズ機能の追加や、多言語対応によるインバウンド観光客向けの防災教育ツールとしての活用も期待できる。「守れ！サイガイ防衛隊」を基点に、地図と防災教育の新たな可能性が広がることに期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「東京カートグラフィック株式会社と株式会社MIERUNEが地図防災ゲーム「守れ！サイガイ防衛隊」においてパートナー契約を締結いたしました。 | 東京カートグラフィック株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000129527.html, (参照 24-09-17).

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