セキュリティ

SECURITY

公開：2024-09-19

SailPointがConnectivityを拡張、企業向け・カスタムアプリケーションとの連携強化でアイデンティティセキュリティを向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• SailPointがConnectivityの拡張を発表
• 1,100以上の企業向けアプリケーションをサポート
• 20,000以上のカスタムアプリケーションと連携可能

SailPoint Connectivityの機能拡張によりアイデンティティセキュリティが強化

SailPoint Technologies, Inc.は2024年9月18日、ユニファイドプラットフォームSailPoint Atlasの主要コンポーネントであるSailPoint Connectivityの機能拡張を発表した。この拡張により、1,100を超える企業向けアプリケーションおよび20,000を超えるカスタムアプリケーションとの連携がサポートされるようになった。ユーザー企業は重要なビジネスアプリケーションとアイデンティティセキュリティ機能を単一のプラットフォーム上で統合できるようになる。^[1]

SailPoint Connectivityの主な特徴は、戦略的な顧客アプリケーションとの広範な連携と、業界および分野ごとの包括的な接続性の提供だ。また、企業で使用頻度の高いアプリケーションやシステムにSailPointのアイデンティティセキュリティを効果的に統合するための標準的なローコード接続ツールも含まれている。これにより、企業はアプリケーションのライフサイクル全体を通じて迅速にアクセス権限を管理し、安全性を確保することが可能になる。

さらに、SailPoint Identity Security Cloudに追加された新機能「SailPoint AIアプリケーションオンボーディング」は、AIを活用したレコメンデーションにより、統制されていないアプリケーションを検出し、アイデンティティセキュリティポリシーを適用する。これには構成オプションの提案、信頼できるアイデンティティとアカウントの相関関係の作成、アプリケーションとの接続性に関する全般的な煩雑さとセットアップの軽減などが含まれており、アプリケーション全体のライフサイクル管理を実現する。

SailPoint Connectivityの主な機能まとめ

アイデンティティセキュリティについて

アイデンティティセキュリティとは、組織内のユーザーやシステムのデジタルアイデンティティを管理し保護するための包括的なアプローチのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ユーザーの認証と認可を適切に管理し、アクセス制御を実現
• 特権アカウントの監視と管理を通じて、内部脅威を軽減
• コンプライアンス要件への対応と監査証跡の提供

SailPointの提供するアイデンティティセキュリティソリューションは、企業のデジタルエコシステム全体にわたってアイデンティティを一元管理することを可能にする。これにより、企業は複雑化するITインフラストラクチャにおいても、セキュリティリスクを最小限に抑えつつ、ビジネスの効率性と生産性を向上させることができる。SailPoint Connectivityの拡張は、このアイデンティティセキュリティの実現をより包括的かつ効果的にするものだ。

SailPoint Connectivityの拡張に関する考察

SailPoint Connectivityの拡張は、企業のデジタル化が加速する中で、アイデンティティセキュリティの重要性がますます高まっていることを反映している。1,100を超える企業向けアプリケーションと20,000以上のカスタムアプリケーションをサポートすることで、企業は自社の環境に合わせたきめ細かいアイデンティティ管理を実現できるようになる。これにより、セキュリティリスクの低減とコンプライアンス遵守の両立が容易になるだろう。

一方で、多数のアプリケーションとの連携は、管理の複雑さを増大させる可能性がある。企業は膨大な数のアプリケーションとユーザーの関係性を適切に把握し、常に最新の状態に保つ必要がある。この課題に対しては、SailPointが提供するAIを活用したアプリケーションオンボーディング機能が有効な解決策となるかもしれない。AIによる自動化と推奨機能により、管理者の負担を軽減しつつ、セキュリティレベルを維持することが期待できる。

今後は、クラウドサービスの普及やIoTデバイスの増加に伴い、さらに多様なアプリケーションやデバイスとの連携が求められるだろう。SailPointには、こうした技術トレンドに迅速に対応し、新たなセキュリティ課題に対するソリューションを提供し続けることが期待される。また、機械学習やAIの活用をさらに進め、より高度な脅威検知や予測的なセキュリティ対策の実現にも期待が寄せられる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「SailPoint、「SailPoint Connectivity」を拡張し数千の企業向けアプリケーションおよびカスタムアプリケーションとの連携をサポート | SailPoint テクノロジーズジャパン 合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000096451.html, (参照 24-09-19).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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