TWT(Time-Wait Timer)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

TWT(Time-Wait Timer)とは

TWTはTime-Wait Timerの略称で、省エネルギーを目的とした通信プロトコルの機能の一つです。TWTを使用することで、無線LANデバイスの消費電力を削減することができます。

TWTは、無線LANデバイスがスリープ状態に移行するタイミングを制御する機能であり、端末とアクセスポイント間で事前にスケジュールを調整することで実現されます。これにより、無線LANデバイスは必要なタイミングでのみ通信を行い、それ以外の時間はスリープ状態に移行することができるのです。

TWTの設定は、無線LANデバイスとアクセスポイントの両方で行う必要があります。設定には、スリープ状態に移行するタイミングや、スリープ状態から復帰するタイミングなどを指定します。

TWTを使用することで、無線LANデバイスの待機時間を短縮することができ、バッテリー駆動時間を延長することができます。また、アクセスポイント側の負荷も軽減することができ、全体的なネットワークパフォーマンスの向上にも貢献します。

TWTは、IEEE 802.11axで標準化された省電力機能の一つであり、今後のIoTデバイスの普及に伴い、さらに重要性が増していくと考えられています。TWTを活用することで、より効率的で環境にやさしいワイヤレスネットワークの構築が可能になるでしょう。

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