vPC(Virtual Private Cloud)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

vPC(Virtual Private Cloud)とは

vPCとはVirtual Private Cloudの略称で、クラウド上に構築する仮想的なプライベートネットワーク環境のことを指します。vPCを利用することで、クラウド上に自社専用のネットワーク環境を構築し、そのネットワーク内でサーバーやデータベースなどのリソースを管理することができます。

vPCは、パブリッククラウドサービスの一機能として提供されており、AWSやGoogle Cloud、Azureなどの主要なクラウドプロバイダーが対応しています。vPCを利用することで、オンプレミスのネットワークとクラウド上のネットワークを安全に接続したり、複数のクラウドサービスをまたいでリソースを管理したりすることが可能になります。

vPCを構築する際は、IPアドレス範囲やサブネット、ルートテーブルなどの設定が必要です。これらの設定を適切に行うことで、セキュリティを確保しつつ、必要なリソースにアクセスできるネットワーク環境を実現できます。

vPCの利用にあたっては、クラウドプロバイダーが提供するマネージドサービスを活用することで、構築や運用の手間を大幅に削減できます。例えば、AWSではVPC Peeringという機能を使って、複数のVPC間を接続することができます。

vPCは、クラウド上でのシステム構築において非常に重要な役割を果たしています。vPCを適切に設計・運用することで、セキュアでスケーラブルなシステム基盤を実現することができるでしょう。