ポスタスがPOS+で阪神甲子園球場100周年に協賛、決済システムの導入で観戦体験向上へ

text: XEXEQ編集部

記事の要約

ポスタスが阪神甲子園球場100周年に協賛
POS+が甲子園球場での決済に活用
特設サイトや看板に協賛企業として掲載

ポスタスの甲子園球場協賛と決済システム導入

ポスタス株式会社がクラウド型モバイルPOSレジ「POS+」を提供する中、阪神甲子園球場の開場100周年に協賛することが発表された。この協賛は2024年に予定されている記念イベントに合わせて行われるもので、甲子園球場の歴史と最新技術の融合を象徴する取り組みとなっている。ポスタスの協賛により、伝統ある野球の聖地に最新の決済システムが導入されることになったのだ。^[1]

具体的には、2024年7月30日から8月1日までの3連戦で「KOSHIEN CLASSIC SERIES」が開催される。この特別イベントの特設サイトにポスタスが協賛企業として掲載されるほか、甲子園球場の外周に設置される看板にも同社の名前が記載されることになった。これにより、ポスタスのブランド認知度が大幅に向上することが期待されている。

POS+はすでに2023年3月から球場内の店舗のレジとして導入されており、さまざまな会計・決済シーンで活用されている。さらに、2024年8月7日から開幕予定の第106回全国高等学校野球選手権大会では、客席の売り子が使用するモバイル型決済端末アプリとしてPOS+が導入される予定だ。これにより、観客の購買体験が大幅に向上し、球場全体の運営効率化にも貢献すると見込まれている。

	導入時期	利用場所	主な機能
店舗レジ	2023年3月	球場内店舗	会計・決済処理
売り子用端末	2024年8月予定	客席	モバイル決済

クラウド型モバイルPOSレジとは

クラウド型モバイルPOSレジとは、クラウドサービスを利用してモバイルデバイス上で動作する販売時点情報管理システムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

インターネット経由でデータ管理が可能
モバイル端末で場所を選ばず使用可能
リアルタイムでの売上管理や在庫管理が可能
クラウドによるデータバックアップで安全性が高い
システムアップデートが自動で行われる

クラウド型モバイルPOSレジは、従来の固定型レジと比べて導入コストが低く、柔軟な運用が可能という利点がある。特に小規模店舗や移動販売、イベント会場など、場所や規模に制限されない販売形態に適している。また、クラウドを利用することで複数店舗の一元管理や、経営分析に必要なデータの収集・分析が容易になるため、経営効率の向上にも寄与する。

POS+の甲子園導入に関する考察

POS+の甲子園球場への導入は、伝統的なスポーツイベントとデジタル技術の融合という点で、今後のスポーツビジネスの方向性を示唆している。特に、高校野球という日本の夏の風物詩とも言えるイベントでの活用は、世代を超えた技術受容の可能性を探る良い機会となるだろう。一方で、導入に伴うスタッフのトレーニングや、システム障害時の対応など、新たな課題も生じる可能性がある。

今後、POS+には決済機能だけでなく、観客の購買行動分析や、混雑状況の可視化など、スタジアム全体の運営最適化につながる機能の追加が期待される。また、電子チケットとの連携や、ファン向けポイントシステムの導入など、観戦体験を総合的に向上させる取り組みも考えられる。これらの機能拡張により、スポーツイベントの収益性向上と、観客満足度の両立が可能になるだろう。

この取り組みは、主に球場運営者と観客に大きな恩恵をもたらすと考えられる。運営者にとっては業務効率化とデータ活用による収益向上が、観客にとっては待ち時間の短縮や決済の利便性向上が期待できる。一方で、現金決済を好む高齢者や、テクノロジーに不慣れな層にとっては、従来の購買方法が制限される可能性もあり、inclusiveな導入方法の検討が必要だろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「クラウド型モバイルPOSレジ「POS＋（ポスタス）」阪神甲子園球場100周年へ協賛のお知らせ | ポスタス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000163.000056468.html, (参照 24-07-24).

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