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公開：2024-10-02

ニコン・トリンブルがExyn Nexysを発売、自律型3DマッピングソリューションでLiDAR計測の効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ニコン・トリンブルがExyn Nexysを販売開始
• 自動運転レベル4相当のLiDAR計測を実現
• 多様なプラットフォームに対応した3Dマッピング

ニコン・トリンブルがExyn Nexysを発売、自律型3Dマッピングの新時代へ

株式会社ニコン・トリンブルは2024年10月1日、自律型3Dマッピングソリューション「Exyn Nexys」および「Exyn Nexys Pro」の販売を開始した。このシステムは自動運転レベル4相当のLiDAR計測を実現し、地上型ロボットや業務用ドローンに搭載して効率的な空間マッピングが可能となる。SLAMベースLiDARと独自の自律アルゴリズムにより、オートパイロットモードでも安定した計測を行うことができるのだ。^[1]

Exyn Nexysは毎秒最大200万点の点群を計測し、±2cmの精度で移動しながらデータを取得できる。一方、Exyn Nexys Proは±5mmという高精度な計測が可能だ。リアルタイムデータ表示や色付け機能により、現場での即時データ確認が可能となり、効率的なワークフローを実現している。

本システムは様々なプラットフォームに対応しており、ドローンへの装着、地上ロボットへの搭載、ハンドヘルドでの計測、バックパックでの計測、車両マウントなど、多様な用途に柔軟に対応できる。さらに、GPSモジュールや保護ケージなどのオプションアクセサリーも用意されており、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが可能となっている。

Exyn Nexysの主要機能まとめ

Exyn Nexysの詳細はこちら

SLAMについて

SLAMとは、Simultaneous Localization and Mapping（同時位置推定と地図作成）の略称であり、ロボットやドローンなどの自律移動システムにおいて重要な技術だ。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 環境の地図作成と自己位置推定を同時に行う
• GPSが使用できない屋内や地下でも機能する
• リアルタイムで環境認識と自己位置更新が可能

Exyn NexysではSLAMベースのLiDAR技術を採用しており、これにより高精度な3D空間マッピングを実現している。自動運転レベル4相当の自律性能と組み合わせることで、複雑な環境下でも効率的かつ安全な計測作業が可能となる。この技術は建設現場や鉱山、災害現場など、GPSが使用できない環境での3D計測に特に有効だ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ニコン・トリンブルがマルチプラットフォーム対応のLiDARセンサーExyn Nexys（エクシン・ネクシス）を販売開始。 | 株式会社ニコン・トリンブルのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000015437.html, (参照 24-10-02).

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