sRGB(Standard RGB)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

sRGB(Standard RGB)とは

sRGBとはStandard RGBの略称で、インターネット上やデジタルカメラなどで広く使用されている色空間の国際規格です。1996年にHP社とMicrosoft社が共同で提案し、国際電気標準会議(IEC)で標準化されました。

sRGBは、ディスプレイ、プリンター、デジタルカメラなど、様々なデバイス間でカラーマネジメントを行うための共通の色空間として機能します。これにより、異なるデバイス間でも色の一貫性を保つことができるのです。

sRGBの色域は、人間の視覚に適した範囲に設定されています。これは、ディスプレイ上で表現可能な色の範囲を定義したものであり、赤、緑、青の三原色の組み合わせで表現されます。

sRGBは、ガンマ値が2.2に設定されています。ガンマ値とは、ディスプレイの輝度と入力信号の関係を表す値で、sRGBでは、暗い部分の階調を多く割り当てることで、人間の目に自然に見える画像を実現しているのです。

sRGBは、色深度が24ビット(8ビット×3色)で定義されています。これは、各色(赤、緑、青)を256段階で表現することを意味し、全体で約1677万色の表現が可能となります。

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