スマルナがFemtech Tokyoに出展、法人向け健康支援プログラムと無料ナプキン提供サービスを紹介

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約
スマルナのFemtech Tokyo出展と新サービス紹介
Femtech Tokyo出展内容まとめ
PMSについて
フェムテックサービスの展開に関する考察
参考サイト

記事の要約

スマルナがFemtech Tokyoに出展
法人向け健康支援プログラムを紹介
生理痛体験ブースを設置

スマルナのFemtech Tokyo出展と新サービス紹介

株式会社ネクイノは、オンライン・ピル処方サービス「スマルナ」のFemtech Tokyo出展を2024年10月7日に発表した。2024年10月17日から19日に東京ビッグサイトで開催される同イベントでは、法人向け健康支援プログラム「スマルナ for Biz」やトイレの個室で生理用ナプキンを無料で受け取れる「トレルナ」を紹介する。また、EMSによる刺激で生理時の腹痛を疑似体験できる生理痛体験ブースも用意されている。^[1]

「スマルナ for Biz」は、PMSや月経で悩む女性社員に対し、オンライン・ピル処方サービス「スマルナ」にて処方されたピル代金を会社負担で利用できるサービスだ。月額無料で導入でき、医師の診察に加え、スマルナに連携する助産師や薬剤師がオンラインで医療相談も受け付ける。オンライン診察から処方までを行い、365日無料のオンライン医療相談窓口も提供している。

「トレルナ」は、スマートフォンアプリとトイレ内のディスペンサーが連動し、生理用ナプキンを無料で受け取れるサービスだ。トレルナが設置されているトイレ個室に入ると、デジタルサイネージにトレルナパートナーの動画が表示され、持続的にサービスを提供できる仕組みとなっている。これらのサービスを通じて、ネクイノは女性の健康支援と働きやすい環境づくりを推進している。

Femtech Tokyo出展内容まとめ

	スマルナ for Biz	トレルナ	生理痛体験ブース
主な特徴	法人向け健康支援プログラム	無料ナプキン提供サービス	EMSによる生理痛疑似体験
提供内容	オンライン診察・処方、医療相談	トイレ個室でのナプキン提供	生理痛の理解促進
対象者	企業の女性社員	一般ユーザー	イベント来場者
導入コスト	月額無料	情報なし	無料体験

スマルナ for Bizの詳細はこちら

PMSについて

PMSとは「Premenstrual Syndrome（月経前症候群）」の略称で、月経開始前におこる精神的・身体的症状の総称を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

月経開始の3～10日前から様々な症状が現れる
イライラや憂うつなどの精神症状が生じる
腹痛、頭痛、むくみなどの身体症状も伴う

スマルナのようなオンライン・ピル処方サービスは、PMSの症状軽減に効果があるとされている低用量ピルの処方を容易にする。これにより、従来の対面診療の障壁を下げ、より多くの女性がPMS対策を行いやすくなる。また、「スマルナ for Biz」のような企業向けサービスは、職場でのPMSに対する理解促進と、働く女性のQOL向上に貢献することが期待される。

フェムテックサービスの展開に関する考察

フェムテックサービスの展開は、女性の健康課題に対する社会的認識を高め、働く環境の改善に大きく寄与する可能性がある。特に「スマルナ for Biz」のような法人向けサービスは、企業の福利厚生の一環として女性社員の健康支援を行うことで、生産性の向上やダイバーシティ推進にもつながるだろう。一方で、個人情報の取り扱いや、オンライン診療の質の担保など、新たな課題も浮上する可能性がある。

今後の課題としては、サービスの普及に伴う医療リソースの確保や、利用者の健康データの長期的な管理・分析が挙げられる。これらの課題に対しては、AIを活用した診断支援システムの導入や、ブロックチェーン技術を用いたセキュアなデータ管理など、テクノロジーの更なる活用が解決策となり得るだろう。また、男性社員も含めた職場全体での理解促進や、学校教育での月経教育の充実など、社会全体でのアプローチも重要になる。

フェムテック業界の今後の展開としては、生理痛や更年期症状など、より幅広い女性特有の健康課題に対応したサービスの拡充が期待される。また、ウェアラブルデバイスとの連携による健康管理の自動化や、パーソナライズされた健康アドバイスの提供など、よりユーザーに寄り添ったサービス展開が求められるだろう。こうした取り組みを通じて、フェムテック産業が女性のQOL向上と社会進出の促進に大きく貢献することを期待したい。