太陽工業がランニングスタジアムを移設完了、livedoor URBAN SPORTS PARKが10月12日にオープンへ
PR TIMES より
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記事の要約
- 太陽工業がランニングスタジアムを移設完了
- livedoor URBAN SPORTS PARKが10月12日オープン
- ランニングスタジアムは建築学会賞を受賞
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太陽工業によるランニングスタジアムの移設完了とlivedoor URBAN SPORTS PARKのオープン
太陽工業株式会社は、Tokyo Sports Wellness Village株式会社からの依頼を受け、「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」の解体・移設作業を6ヵ月で完了した。移設先のlivedoor URBAN SPORTS PARK(正式名称:有明アーバンスポーツパーク)は2024年10月12日にオープンを迎える。このランニングスタジアムは、パラリンピアンを目指す障がい者スポーツのトレーニング施設として2016年12月に完成した施設だ。[1]
ランニングスタジアムの特徴として、日本で初めて大規模に採用された高機能フッ素樹脂膜材「ETFEフィルム」と、ユニット化した国産カラマツ集成材でアーチ形状を構成していることが挙げられる。この革新的な設計により、2017年のグッドデザイン賞を受賞し、さらに2019年には「建築学会賞(作品)」を獲得した。
移設先のlivedoor URBAN SPORTS PARKは、東京2020大会のレガシー継承と「スポーツウェルネス」のロールモデルエリアを目指している。施設内には多目的ゾーンと大会レガシーゾーンが設けられ、屋外アスレチックや運動施設、飲食施設、さらには東京で開催された国際的なスポーツの祭典で使用されたスケートボード施設や屋内ボルダリング棟などが整備される。
ランニングスタジアムと移設先施設の概要
ランニングスタジアム | livedoor URBAN SPORTS PARK | |
---|---|---|
完成/オープン日 | 2016年12月 | 2024年10月12日 |
主な特徴 | ETFEフィルム、国産カラマツ集成材 | 多目的ゾーン、大会レガシーゾーン |
受賞歴 | グッドデザイン賞、建築学会賞 | - |
面積 | 建築面積:1,746.32㎡ | 総面積:31,204.48㎡ |
目的 | 障がい者スポーツのトレーニング | スポーツウェルネスのロールモデル |
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ETFEフィルムについて
ETFEフィルムとは、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体を原料とする高機能フッ素樹脂膜材のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 軽量で透明性が高く、紫外線を透過させる
- 耐久性に優れ、自浄作用がある
- 断熱性能が高く、省エネルギー効果がある
ランニングスタジアムでは、このETFEフィルムを日本で初めて大規模に採用している。この素材の採用により、建物の軽量化と同時に十分な採光が可能となり、パラリンピアンのトレーニング環境の向上に貢献している。また、ETFEフィルムの一般化に向けた告示化が評価され、建築学会賞の受賞にもつながった。
ランニングスタジアムの移設とlivedoor URBAN SPORTS PARKに関する考察
ランニングスタジアムの移設完了とlivedoor URBAN SPORTS PARKのオープンは、スポーツ施設の持続可能な利用と都市開発の好例となっている。建築学会賞を受賞した革新的な設計の建物を解体せずに移設することで、環境負荷の低減と文化的価値の保存を両立させている。一方で、大規模な移設作業には技術的な課題や費用面での問題が生じる可能性があり、今後同様のプロジェクトを行う際の参考事例として詳細な検証が必要だろう。
livedoor URBAN SPORTS PARKの開発は、東京2020大会のレガシー活用という点で注目される。オリンピック・パラリンピック後の施設利用が課題となる中、スポーツウェルネスのロールモデルエリアとしての位置づけは新たな可能性を示している。今後は、地域コミュニティとの連携や多様な利用者ニーズへの対応が求められるだろう。
将来的には、ETFEフィルムやユニット化された木構造などの革新的技術をさらに発展させ、より多くのスポーツ施設や公共建築物に適用することが期待される。また、パラスポーツとの共存を前提とした施設設計や、都市部における大規模スポーツ施設の効率的な運営モデルの確立など、この事例から学べる点は多い。livedoor URBAN SPORTS PARKの今後の運営実績が、次世代のスポーツ施設開発に大きな影響を与える可能性がある。
参考サイト
- ^ . 「建築学会賞受賞の「ランニングスタジアム」を移設完了 | 太陽工業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000048808.html, (参照 24-10-13).
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