VCPU(Virtual CPU)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

VCPU(Virtual CPU)とは

VCPUとはVirtual CPUの略称で、仮想マシン(VM)に割り当てられる仮想的なCPUのことを指します。物理サーバー上で動作する仮想化ソフトウェアによって、物理CPUを分割・抽象化することで実現されます。

VCPUは、VMに割り当てられるCPUリソースの単位として使用されます。例えば、物理サーバーに搭載された8コアのCPUを、4つのVMに均等に割り当てる場合、各VMには2 VCPUが割り当てられることになります。

VCPUの性能は、物理CPUのスペックやVMに割り当てられたVCPU数、同一物理サーバー上で動作する他のVMの影響などによって変動します。そのため、VMの用途やワークロードに応じて、適切なVCPU数を割り当てる必要があります。

一般的に、VCPUは物理CPUよりも性能が低くなります。これは、仮想化のオーバーヘッドや、物理CPUを複数のVMで共有することによるリソースの競合が原因です。しかし、適切な設定とリソース管理を行うことで、VMの性能を最適化することができます。

VCPUは、クラウドコンピューティングにおいて重要な役割を果たします。クラウドプロバイダーは、ユーザーのニーズに応じてVCPU数を柔軟に調整できるため、コスト効率の高いリソース利用が可能になります。また、VMの管理や運用を簡素化することで、スケーラビリティと可用性を向上させることができます。

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