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公開：2024-10-22

AIR RACE X 2024最終戦、室屋義秀が渋谷デジタルラウンドを制し初代チャンピオンに

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 室屋義秀がAIR RACE X 2024渋谷ラウンドで優勝
• 初代シリーズチャンピオンの栄冠を獲得
• XR技術を活用した新世代の空のモータースポーツ

AIR RACE X 2024シリーズ、室屋義秀が初代チャンピオンに輝く

株式会社パスファインダーは、最新技術を活用した空のモータースポーツ「AIR RACE X」2024年シリーズの最終戦が10月19日に開催されたことを発表した。世界6カ国から参戦した8名のパイロットの中で、室屋義秀が渋谷デジタルラウンドを制覇。さらに年間ポイントを積み重ね、初代シリーズチャンピオンの栄冠も手にした。^[1]

AIR RACE Xは、世界中から集まったトップパイロット8人が定められたレーストラックを飛び、速さと操縦の正確性を競う新世代のスポーツエンターテインメントだ。最先端の技術により、時速約400kmで飛ぶレース機の動きを誤差わずか3cmという精密さで記録した飛行データを使用。離れた場所や時差を飛び越えて競技が可能となっている。

2024年シリーズは全3戦で争われ、5月のRace 1ではマット・ホール選手が優勝。9月のRace 2では室屋選手が勝利を収めた。最終戦となる渋谷デジタルラウンドでは、渋谷の街並みを舞台にXR技術を駆使したレースが展開。室屋選手は予選トップから決勝まで圧倒的な強さを見せ、優勝を果たした。

AIR RACE X 2024シリーズ結果まとめ

XR技術について

XR技術とは、拡張現実（AR）、仮想現実（VR）、複合現実（MR）などを包括する概念で、現実世界とデジタル世界を融合させる技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 現実世界にデジタル情報を重ね合わせる
• 没入感のある体験を提供する
• 空間認識や位置情報を活用した高度な表現が可能

AIR RACE Xでは、XR技術を活用することで、渋谷の街並みを舞台にしたレースをリアルタイムで再現している。パブリックビューイング会場では、スマートフォンで空間レイヤープラットフォーム「STYLY」を使用し、XR観戦が可能だ。これにより、離れた場所からでも臨場感あふれるレース観戦体験を提供している。

AIR RACE Xの今後に関する考察

AIR RACE Xが成功を収めた要因として、XR技術の活用による新しい観戦体験の提供が挙げられる。従来の航空ショーやエアレースとは異なり、都市部での開催や離れた場所からの参加が可能となり、より多くの観客を惹きつけることに成功した。今後は、XR技術のさらなる進化により、より臨場感のある観戦体験や、観客参加型のイベントなどが実現される可能性があるだろう。

一方で、課題として挙げられるのは、XR技術に対応したデバイスの普及や、大規模なネットワークインフラの整備だ。より多くの人々がXR観戦を楽しむためには、対応デバイスの低価格化や、高速・大容量の通信環境の整備が不可欠となる。これらの課題に対しては、AIR RACE X運営側と通信事業者、デバイスメーカーとの連携強化が解決策となるかもしれない。

今後AIR RACE Xに期待したい点として、国際的な展開とエアモビリティ技術との融合が挙げられる。世界各地の都市をバーチャルに結んだグローバル規模のレース開催や、次世代の空の移動手段であるエアモビリティ技術を取り入れたレース形式の導入などが考えられる。これらの展開により、AIR RACE Xは単なるスポーツイベントを超え、未来の空の利用や技術革新を促進する場となる可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「エアレースパイロット室屋義秀が「AIR RACE X 2024」渋谷デジタルラウンドを制覇！さらに初代シリーズチャンピオンの栄冠も獲得 | 株式会社パスファインダーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000075397.html, (参照 24-10-22).

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