Arbletが血圧演算プログラムAlysis-001の製造販売承認を取得、24時間自由行動下血圧測定で高血圧患者のQOL向上に期待

text: XEXEQ編集部
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記事の要約

Arbletが血圧演算プログラムAlysis-001を承認取得
カフレス式ウェアラブルデバイスで24時間血圧測定可能
高血圧患者のQOL向上と脳心血管病予防に期待

Arbletの血圧演算プログラムAlysis-001が製造販売承認を取得

株式会社Arbletは2024年10月15日付で「Arblet 血圧演算プログラム Alysis-001」の製造販売承認を取得した。本製品は血圧の長時間（24時間以上）の記録を使用目的または効果とする医療機器プログラムである。株式会社マクニカと大正製薬株式会社を含めた3社間で業務提携に向けた準備が進められており発売時期については後日案内される予定だ。^[1]

Alysis-001はカフレス式のブレスレット型ウェアラブルデバイスを利用し光・電位・加速度・角速度センサから得たデータを基に血圧値を算出する。患者の身体的・心理的負担を軽減しつつ24時間自由行動下で血圧の日内変動および急激な変化をモニタリングすることが可能となる。自由行動下血圧は日常生活に最も近い血圧と考えられ診察室血圧以上に臓器障害や脳心血管病発症を予測できるとされている。

本製品による24時間自由行動下血圧測定（ABPM）は高血圧のハイリスク患者の管理や仮面高血圧の検出に活用され脳心血管病の予防につながることが期待されている。Arbletとマクニカ大正製薬の3社は本製品の提供を通じてより質の高い高血圧の診断・治療への貢献と高血圧患者のQOL向上に取り組んでいく方針だ。

Alysis-001の主な特徴まとめ

項目	詳細
製品名	Arblet 血圧演算プログラム Alysis-001
一般的名称	血圧記録プログラム
承認番号	30600BZX00212000
分類	管理医療機器（クラスII）
使用デバイス	カフレス式ブレスレット型ウェアラブルデバイス
測定時間	24時間以上
主な機能	血圧の日内変動および急激な変化のモニタリング

自由行動下血圧測定について

自由行動下血圧測定とは日常生活中の血圧を継続的に測定する方法であり以下のような特徴がある。

24時間にわたり患者の通常の活動中に血圧を測定
診察室血圧よりも臓器障害や心血管リスクの予測に優れる
白衣高血圧や仮面高血圧の検出に有用

自由行動下血圧測定は高血圧患者の管理において重要な役割を果たしている。従来のカフ式測定器と比較してAlysis-001のようなカフレス式デバイスは患者の負担を軽減しつつ長時間の連続測定を可能にする。これにより夜間血圧や早朝高血圧などより詳細な血圧パターンの把握が可能となり個別化された高血圧治療に貢献することが期待されている。

参考サイト

^ PR TIMES. 「血圧の長時間記録を使用目的・効果とする「Arblet　血圧演算プログラム　Alysis-001」製造販売承認取得 | 株式会社Arbletのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000078525.html, (参照 24-10-22).

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