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公開：2024-10-24

東京理科大学とホリプロが教職志望者向けの新プログラム「ラジプロ」を開講、プロの技術で教員のパフォーマンス力向上を目指す

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ホリプロがラジオ×教育の新プログラム「ラジプロ」を開発
• 東京理科大学で教職志望者向けに全6回の講座を開講
• プロのラジオパーソナリティーから伝える力とコミュニケーション力を習得

東京理科大学とホリプロが新たな教育プログラムで教職志望者の育成強化

東京理科大学は、株式会社ホリプロと共同で教職志望の学生を対象とした教育プログラム「ホリプロのラジプロ」を2024年11月6日から全6回にわたって開講することを発表した。このプログラムはラジオパーソナリティーに必要な資質や能力を身につけることで、プレゼン力やコミュニケーション力の向上を目指す新しい取り組みである。^[1]

プログラムの開発にあたってはホリプロの所属タレント50名へのインタビューを実施し、ラジオ制作現場で受け継がれてきた知見を「99の奥義」としてまとめ上げた。教育学の最新理論や方法を組み合わせることで、受講者が楽しみながら学べる実践的なワークショップ形式となっている。

講師陣には松本ともこや宮崎瑠衣をはじめとする6名のプロフェッショナルが就任し、ファシリテーターには東京理科大学教育支援機構教職教育センターの井藤元教授が務める。単なる教科知識の伝達だけでなく、パフォーマーとしての資質を持った教員の養成を目指している。

ホリプロのラジプロ講座概要

パフォーマンス力について

パフォーマンス力とは、知識や情報を効果的に伝達するための総合的なスキルのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 聴衆の理解度に合わせた説明力と表現力
• 場の空気を読み取り適切に対応する即興力
• 相手の興味を引き出すストーリーテリング能力

教員養成課程においてパフォーマンス力を磨く機会は従来十分とは言えない状況にあった。ラジオパーソナリティーの技術を教育現場に応用することで、生徒の興味関心を引き出し、より効果的な学習環境を構築することが期待できる。

ホリプロのラジプロに関する考察

ラジオパーソナリティーのスキルを教育分野に応用する試みは、教員の資質向上において画期的なアプローチとなっている。特に限られた時間で的確に情報を伝える技術や、相手の反応を見ながら柔軟に対応する能力は、現代の教育現場で求められるスキルと高い親和性を持っているだろう。

一方で、教職志望者全員が均一にスキルを習得できるかという課題も存在する。パフォーマンス力の評価基準の設定や、個人の特性に合わせた指導方法の確立が、プログラムの発展において重要な要素となっていくはずだ。

また、このプログラムが他の教育機関にも広がることで、教員養成のスタンダードとなる可能性を秘めている。企業と教育機関の連携による新しい教育手法の開発は、教育現場の多様化に対応する重要な試みとなるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「教員志望者のための「ホリプロのラジプロ」開講 ―ラジオ×教育プログラムで育むプレゼン力・コミュニケーション力― | 学校法人東京理科大学のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000102047.html, (参照 24-10-24).

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