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マイナビ転職が2024年7-9月期の求人動向を発表、不動産建設業界の求人件数が前年比129.6%で増加し業種別トップに

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • マイナビ転職の2024年7-9月期の平均初年度年収が469.5万円に上昇
  • 不動産・建設・設備業界の求人件数が前年比129.6%で増加
  • 北海道の未経験求人における初年度年収が15.1万円増でトップ

マイナビ転職の2024年7-9月期における正社員の雇用動向

マイナビは2024年10月24日、総合転職情報サイト「マイナビ転職」の2024年7-9月期における正社員の平均初年度年収と求人件数の総評を発表した。全国平均初年度年収は469.5万円となり、前年同期比で14.0万円増加して調査開始以来の最高額を記録している。[1]

業種別では金融・保険が547.5万円で最も高く、IT・通信・インターネットが544.3万円、不動産・建設・設備が502.5万円と続いている。未経験者求人は全体の65.9%を占め、経験者求人は34.1%となっており、2024年1月以降は経験者求人の比率が増加傾向にある。

2024年問題の影響を受けている不動産・建設・設備業界では、求人件数が前年同期比129.6%と大幅に増加している。運輸・交通・物流・倉庫業界も126.1%と高い伸びを示しており、人材確保に向けた採用活動が活発化している。

業種別の平均初年度年収まとめ

業種 平均初年度年収 求人件数前年比
金融・保険 547.5万円 -
IT・通信・インターネット 544.3万円 -
不動産・建設・設備 502.5万円 129.6%
メーカー 463.1万円 -
商社 438.3万円 -
調査結果の詳細はこちら

2024年問題について

2024年問題とは、建設業界や運送業界などで大量の労働者が定年退職を迎えることによって発生する人材不足の問題を指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 熟練技術者の大量退職による技術継承の危機
  • 人手不足による業務継続への影響
  • 若手人材の確保・育成の必要性

マイナビ転職の調査では、2024年問題の影響を受けている不動産・建設・設備業界の求人件数が前年同期比129.6%と大幅に増加している。この傾向は、人材不足に対する企業の危機感と採用意欲の高まりを示すものだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「マイナビ転職、「正社員の平均初年度年収」と「正社員求人件数」の2024年7-9月総評を発表 | 株式会社マイナビのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002053.000002955.html, (参照 24-10-25).

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