スマートロボティクスが自律走行型搬送ロボット2機種を開発、無人搬送車からの代替として初年度100台の販売目指す
PR TIMES より
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記事の要約
- スマートロボティクスが自律走行型搬送ロボット2機種を開発
- PLCとの連携で制御が容易、ISO規格対応で安全性を確保
- 無人搬送車からの代替として初年度100台の販売を見込む
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スマートロボティクスの自律走行型搬送ロボットSR-AMR-SWDシリーズ
スマートロボティクスは製造業向けに重量物搬送が可能な自律走行型搬送ロボット2機種を2024年10月25日に発表した。SR-AMR-SWD300は300kgまで、SR-AMR-SWD650は650kgまでの搬送が可能で、顧客要望に応じて自動リフトアップや牽引などのカスタマイズに対応している。[1]
自律走行型搬送ロボットSR-AMR-SWDシリーズは、PLCとの連携により制御の簡易化を実現し、IDEC製のISO規格対応製品を搭載することで安全性を向上させた。価格は450万円からで、磁気テープなどの誘導体が不要なため、従来の無人搬送車に比べてレイアウト変更が容易になるだろう。
スマートロボティクスは2022年3月から最大150kgまでの搬送が可能なロボットを販売しており、今回の新製品は大企業・中堅企業向けに位置付けられている。PCやスマートフォンから目標地点と通過点を指定するだけで最短経路を自動算出できる操作性も特徴だ。
SR-AMR-SWDシリーズの特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
最大搬送重量 | SR-AMR-SWD300:300kg、SR-AMR-SWD650:650kg |
最高速度 | SR-AMR-SWD300:0.85m/秒、SR-AMR-SWD650:0.68m/秒 |
停止精度 | 誤差±1cm |
連続稼働時間 | 8時間 |
価格 | 450万円(税別)から |
安全機能 | 人検出、ブレーキシステム、速度制御、非常停止用ボタン |
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PLCについて
PLCとは「Programmable Logic Controller」の略称で、工場やプラントなどの製造現場で使用される制御装置のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 工場の自動化・省力化に必要不可欠な制御装置
- 生産ラインや機械の制御を担う中枢システム
- プログラムによる柔軟な制御が可能
SR-AMR-SWDシリーズではPLCと連携することで、搬送ロボットの地図生成や地点登録、経由ルート登録などの制御を簡単に行うことができる。PLCの制御プログラムと連携することで、搬送ロボットの行き先指示やルート設定、ステータス情報の出力なども容易に実行可能だ。
SR-AMR-SWDシリーズに関する考察
SR-AMR-SWDシリーズは、従来の無人搬送車が抱えていた磁気テープなどの誘導体設置という課題を解決し、レイアウト変更の柔軟性を高めた点が評価できる。PLCとの連携による制御の簡易化やISO規格対応製品の採用による安全性の確保は、製造現場での導入障壁を大きく下げるだろう。
一方で、価格面では従来の無人搬送車より割高になることから、導入コストの削減が今後の課題となる可能性が高い。製造業のデジタル化が加速する中で、導入効果の可視化や投資対効果の明確化が重要になってくるだろう。
今後は1000kgの重量物搬送ロボットの追加販売も予定されており、製品ラインナップの拡充が期待される。スマートロボティクスには製造現場のニーズに応じた柔軟なカスタマイズ対応と、さらなる安全性・操作性の向上を期待したい。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「スマートロボティクスが製造業向け自律走行型搬送ロボット開発 | 株式会社スマートロボティクスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000049774.html, (参照 24-10-26).
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