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公開：2024-10-30

イメージワンが3次元データ計測システムSEAMSの販売を開始、低コストで高精度な地図作成を実現へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• イメージワンがマップフォー社と代理店契約を締結
• 3次元データ計測システムSEAMSの販売を開始
• 高精度な地図作成を低コストで実現する技術を提供

3次元データ計測システムSEAMSが測量市場に革新をもたらす

株式会社イメージワンは名古屋大学発のスタートアップ マップフォー社と代理店契約を締結し、低コストで高精度な地図作成が可能な3次元データ計測システムSEAMSの販売を2024年10月29日より開始した。世界の測量・地図作成サービス市場は2023年時点で約6兆円規模であり、2030年には30%以上の成長が予測されている。^[1]

SEAMSは従来システムと比較して低コストかつ迅速な地図作成を実現するシステムであり、車載モデルのSEAMS LXとウェアラブルモデルのSEAMS MEの2種類がラインナップされている。測量会社やインフラ事業者向けに、高精度な3次元空間情報の収集と地図作成を効率的に行うことが可能だ。

マップフォー社が開発したMAP IV Engineと組み合わせることで、収集したデータから精密な3次元点群地図を作成することができる。独自のSLAMアルゴリズムを採用し、RTK-GNSSやIMUとの連携により公共測量にも対応した高精度なデータ処理を実現している。

SEAMSの製品ラインナップ詳細

マップフォー社の詳細はこちら

SLAMアルゴリズムについて

SLAMアルゴリズムとは、Simultaneous Localization and Mappingの略称で、移動するデバイスが周囲の環境地図を作成しながら自身の現在位置を同時に推定する技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• リアルタイムでの位置推定と地図作成が可能
• GPSが届かない環境でも利用可能
• 自律移動システムの核となる技術

SEAMSシステムではこのSLAMアルゴリズムを活用し、3D LiDARで計測されたデータから実世界の形状や物体を3次元点群として精密に取得している。RTK-GNSSやIMUとの組み合わせにより、より高精度な位置推定と地図作成を実現することが可能である。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「低コストで高精度な地図作成が可能な3次元データ計測システムの販売を開始 | 株式会社イメージワンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000049889.html, (参照 24-10-30).

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