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【CVE-2024-10014】flat ui buttonでクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見、情報漏洩のリスクに警戒

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • flat ui button 1.0にクロスサイトスクリプティングの脆弱性
  • 情報取得や改ざんのリスクが発生する可能性
  • 深刻度基本値は5.4で警告レベルと評価

flat ui buttonのクロスサイトスクリプティング脆弱性

tiandiyoyoは2024年10月18日にflat ui button 1.0においてクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見されたことを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-10014】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはクロスサイトスクリプティング(CWE-79)に分類されている。[1]

NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。また、攻撃に必要な特権レベルは低く、利用者の関与が必要とされており、影響の想定範囲に変更があるとされている。

この脆弱性による影響として、機密性への影響と完全性への影響がともに低レベルと評価されており、可用性への影響はないとされている。ベンダーからは対策として参考情報を参照して適切な対応を実施するよう案内が出されているところだ。

flat ui button 1.0の脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性識別子 CVE-2024-10014
脆弱性タイプ クロスサイトスクリプティング(CWE-79)
深刻度基本値 CVSS v3: 5.4(警告)
影響を受ける製品 flat ui button 1.0
想定される影響 情報取得、情報改ざん
公表日 2024年10月18日

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションにおける代表的な脆弱性の一つであり、攻撃者が悪意のあるスクリプトを注入する手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 外部から悪意のあるスクリプトを挿入可能
  • ユーザーの権限で不正なスクリプトが実行される
  • セッション情報や個人情報の漏洩リスクがある

flat ui button 1.0で発見された脆弱性は、攻撃元区分がネットワークであり攻撃条件の複雑さが低いと評価されている。この脆弱性により、攻撃者は特権レベルが低い状態でもユーザーの関与を得ることで情報の取得や改ざんが可能になる可能性があるとされているのだ。

flat ui buttonの脆弱性に関する考察

flat ui buttonの脆弱性が公開されたことで、開発者はセキュリティ対策の重要性を再認識する機会となった。クロスサイトスクリプティング脆弱性は古くから知られている攻撃手法であり、入力値の適切なサニタイズやエスケープ処理の実装が基本的な対策として挙げられるが、新たなバイパス手法が発見される可能性も考慮する必要があるだろう。

今後は、開発者向けのセキュリティガイドラインの整備や、自動化されたセキュリティテストの導入が求められる。特にUIコンポーネントライブラリは多くのプロジェクトで使用されるため、脆弱性が発見された場合の影響範囲が広くなる可能性があることから、定期的なセキュリティレビューの実施が望まれるのだ。

また、オープンソースコミュニティ全体としても、セキュリティ意識の向上と脆弱性情報の共有体制の強化が期待される。コンポーネントの開発者と利用者が協力してセキュリティ対策を進めることで、より安全なWebアプリケーション開発環境の実現につながるはずだ。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-011457 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-011457.html, (参照 24-10-31).

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