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【CVE-2024-10420】nurhodelta17のattendance and payroll systemに無制限アップロードの脆弱性、緊急の対応が必要に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • nurhodelta17のattendance and payroll systemに脆弱性
  • 危険なタイプのファイルの無制限アップロードが可能
  • CVE-2024-10420として報告される深刻な脆弱性

attendance and payroll system 1.0の脆弱性

nurhodelta17は2024年10月27日、attendance and payroll system 1.0に危険なタイプのファイルの無制限アップロードに関する脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-10420】として識別されており、NVDによる評価では深刻度が9.8と緊急性の高い問題として分類されている。[1]

脆弱性の特徴として、攻撃元区分がネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いという点が挙げられる。また、攻撃に必要な特権レベルは不要で利用者の関与も必要ないため、攻撃者による悪用のリスクが非常に高い状況となっている。

影響の想定範囲に変更はないものの、機密性、完全性、可用性のすべてにおいて高い影響が予測されている。この脆弱性により、情報の取得や改ざん、サービス運用妨害などの深刻な被害が発生する可能性が指摘されており、早急な対策が求められる状況だ。

脆弱性の深刻度まとめ

項目 詳細
CVSS v3基本値 9.8(緊急)
攻撃条件 攻撃元区分:ネットワーク、攻撃条件の複雑さ:低
必要要件 特権レベル:不要、利用者の関与:不要
影響範囲 機密性:高、完全性:高、可用性:高
脆弱性タイプ 危険なタイプのファイルの無制限アップロード(CWE-434)

無制限アップロードの脆弱性について

無制限アップロードの脆弱性とは、Webアプリケーションにおいて適切なファイル制限が実装されていないことにより、攻撃者が悪意のあるファイルをアップロードできてしまう問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ファイルタイプの検証が不十分もしくは存在しない
  • アップロードされたファイルの実行権限が適切に制限されていない
  • ファイルサイズやファイル名の制限が不適切

attendance and payroll system 1.0における無制限アップロードの脆弱性は、CVSS v3で9.8という非常に高い深刻度が付与されている。特に攻撃条件の複雑さが低く特権も不要なため、攻撃者による悪用のリスクが極めて高い状況となっている。

attendance and payroll systemの脆弱性に関する考察

attendance and payroll systemの脆弱性は人事給与システムという性質上、従業員の個人情報や給与データなどの機密情報が含まれている可能性が高いため、特に注意が必要である。また、無制限アップロードの脆弱性を悪用されることで、システム全体の完全性が損なわれ、データの改ざんやシステムの停止など、業務に重大な影響を及ぼす可能性が高いだろう。

今後は、ファイルアップロード機能に対する厳格な制限の実装が不可欠となる。具体的には、許可するファイル形式の明確な定義やファイルサイズの制限、アップロードされたファイルの実行権限の適切な設定など、多層的な防御策を講じる必要があるだろう。

長期的には、セキュリティテストの強化や定期的な脆弱性診断の実施が重要となる。システムの更新や機能追加の際には、セキュリティ面での影響を慎重に評価し、新たな脆弱性が混入しないよう、開発プロセス全体でセキュリティを意識した取り組みが求められるだろう。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-011455 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-011455.html, (参照 24-10-31).

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