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【CVE-2024-9061】ThemeHunkのwp popup builder 1.3.6未満に緊急の脆弱性、情報漏洩やDoSのリスクあり

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • wp popup builder 1.3.6未満にコードインジェクションの脆弱性
  • CVSS基本値9.8の緊急性の高い脆弱性として分類
  • 情報取得や改ざん、DoS状態のリスクあり

ThemeHunkのwp popup builderの緊急脆弱性

ThemeHunkは、WordPress用プラグイン「wp popup builder 1.3.6未満」にコードインジェクションの脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-9061】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはコード・インジェクション(CWE-94)に分類されており、攻撃の難易度が低く特権レベルも不要とされている。[1]

NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。また、攻撃に必要な特権レベルは不要で、利用者の関与も不要とされており、影響の想定範囲には変更がないとされている。

本脆弱性の影響により、情報の取得や改ざん、サービス運用妨害(DoS)状態に陥る可能性が指摘されている。ベンダーからはアドバイザリやパッチ情報が公開されており、早急な対応が推奨されるだろう。

wp popup builder 1.3.6未満の脆弱性まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-9061
CVSS基本値 9.8(緊急)
影響を受けるバージョン wp popup builder 1.3.6未満
脆弱性タイプ コード・インジェクション(CWE-94)
想定される影響 情報取得、情報改ざん、DoS状態
必要な特権レベル 不要

コードインジェクションについて

コードインジェクションとは、攻撃者が悪意のあるコードを正規のプログラムに挿入し実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • プログラムの脆弱性を悪用して不正なコードを注入
  • システムに深刻な影響を及ぼす可能性が高い
  • 情報漏洩やシステム破壊などのリスクがある

wp popup builder 1.3.6未満の場合、コードインジェクションの脆弱性により攻撃者は特別な権限なしでシステムに侵入することが可能となっている。この脆弱性は攻撃条件の複雑さが低く、利用者の関与も不要とされているため、早急なアップデートによる対策が推奨される。

wp popup builderの脆弱性に関する考察

WordPress用プラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに影響を及ぼす可能性が極めて高い状況となっている。特にwp popup builderの場合、コードインジェクションの脆弱性により情報漏洩やシステム破壊のリスクが存在し、攻撃者による不正アクセスの踏み台として悪用される可能性が非常に高いだろう。

今後はプラグイン開発時におけるセキュリティテストの強化や、定期的な脆弱性診断の実施が重要となってくるはずだ。特にWordPressのエコシステムでは、多くのサードパーティプラグインが存在するため、各開発者がセキュリティベストプラクティスを遵守することが望まれる。

WordPress公式による脆弱性対策ガイドラインの整備や、開発者向けのセキュリティトレーニングの提供なども検討に値する施策となるだろう。プラグインのセキュリティ品質を担保するための仕組み作りが、今後のWordPressエコシステムの発展に不可欠となってくる。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-011581 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-011581.html, (参照 24-11-01).

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