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GoogleがApps ScriptとSheetsにURL制限機能を追加、Zero Trustセキュリティの強化へ

text: XEXEQ編集部


記事の要約

  • GoogleがApps ScriptとSheetsのURL制限機能を導入
  • 管理者がアクセス可能URLを設定し、セキュリティを強化
  • Zero Trustセキュリティ姿勢に沿ったきめ細かな制御が可能に

GoogleがApps ScriptとSheetsのURL制限機能を発表

Googleは2024年7月31日、Google Apps ScriptとGoogle Sheetsにおいて、外部コンテンツの取得元URLを制限する新機能を発表した。この機能により、管理者はApps ScriptやSheetsのIMPORT関数などが外部データを取得する際に使用可能なURLを指定できるようになる。Zero Trustセキュリティモデルに基づいたこの更新は、組織のデータ保護をより強固なものにすると期待されている。[1]

新機能の導入により、管理者は組織内で使用されるURLを監視し、必要に応じて制限をかけることが可能になる。この制御は管理コンソールの「Drive and Docs」セクション内の「Features and Applications」から設定でき、「Importing and fetching from URLs」オプションで管理される。URLの許可リストを設定することで、組織は外部データソースへのアクセスを精密に管理し、潜在的なセキュリティリスクを軽減できるようになった。

この機能はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両ドメインで段階的に展開される予定で、2024年7月31日から最大15日間かけて全ユーザーに提供される。全てのGoogle Workspaceユーザーが利用可能となる本機能は、エンドユーザーによる設定は不要であり、管理者による一元的な制御が可能だ。この更新により、組織はデータ流出のリスクを最小限に抑えつつ、必要な外部リソースへのアクセスを維持することが可能になるだろう。

機能概要 設定場所 対象ユーザー 展開スケジュール
URL制限機能 外部データ取得元URLの制限 管理コンソール内 全Workspaceユーザー 2024年7月31日から最大15日間
セキュリティ強化 Zero Trustモデルに基づく Drive and Docsセクション 管理者が設定 段階的展開
データ保護 外部アクセスの精密な管理 Features and Applications エンドユーザー設定不要 Rapid/Scheduled Release両対応

Zero Trustセキュリティモデルについて

Zero Trustセキュリティモデルとは、「何も信頼せず、常に検証する」という原則に基づいたセキュリティアプローチのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • ネットワーク内外を問わず、全てのアクセスを検証
  • 最小権限の原則に基づき、必要最小限のアクセス権を付与
  • 継続的な監視と認証を行い、セキュリティを常時確保

Zero Trustモデルでは、従来の境界型セキュリティとは異なり、ネットワークの内側にいるユーザーやデバイスも信頼せず、常に検証を行う。このアプローチにより、内部脅威や侵害されたアカウントによる被害を最小限に抑えることができる。また、クラウドサービスやリモートワークの普及に伴い、従来の境界型セキュリティでは対応が難しくなっている現代のIT環境に適したモデルとして注目を集めている。

GoogleのURL制限機能に関する考察

GoogleがApps ScriptとSheetsに導入したURL制限機能は、組織のセキュリティ強化に大きく貢献する一方で、運用面での課題も予想される。例えば、正当な業務で必要なURLが誤ってブロックされた場合、生産性の低下を招く可能性がある。また、頻繁に変更される外部リソースのURLに対して、管理者が常に最新の許可リストを維持することは、運用負荷の増加につながるかもしれない。

今後、この機能をより効果的に活用するためには、機械学習を用いた自動URL分類や、部門ごとの柔軟な許可リスト管理機能などが追加されることが望ましい。さらに、ユーザーからのURL許可リクエストを効率的に処理するワークフローや、許可リストの自動更新機能なども、運用効率を高める上で有用だろう。これらの機能拡張により、セキュリティと利便性のバランスがより最適化されることが期待される。

長期的には、このURL制限機能がGoogle Workspaceエコシステム全体に拡大されることで、より包括的なセキュリティ管理が可能になるだろう。例えば、GmailやGoogle Driveなど他のサービスとの連携を強化し、組織全体で一貫したURL制御ポリシーを適用できるようになれば、データ保護の観点からより強固なセキュリティ体制を構築できる。GoogleがZero Trustモデルを更に推進することで、クラウドサービスの安全性に対する企業の信頼が高まり、デジタルトランスフォーメーションの加速にもつながるかもしれない。

参考サイト

  1. ^ Google Workspace. 「Google Workspace Updates: Allowlist and Audit Logs for URLs accessed from Google Apps Script and Google Sheets」. https://workspaceupdates.googleblog.com/2024/07/allowlist-and-audit-logs-for-urls-from-google-sheets-google-apps-script.html, (参照 24-08-02).
  2. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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