NTTデータグループがEdge AI Platformを発表、エッジAIの導入障壁を低減しビジネス展開を加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

NTTデータグループがEdge AI Platformを発表
エッジAIの導入支援サービスを11月より提供開始
デバイス管理からAI処理までを統合的に提供

NTTデータグループがエッジAI導入支援サービスを発表

株式会社NTTデータグループとNTTデータ先端技術株式会社は、エッジAIの容易な導入を支援するサービス「Edge AI Platform」を2024年11月から提供開始すると発表した。このサービスは現場でのIoT導入や5Gの活用などのコネクティビティサービス導入を支援するEdge as a Serviceの一環として開発されている。^[1]

Edge AI Platformは国内外の複数現場をカバーできるスケーラブルなエッジAIの活用を実現し、デバイスの簡単接続やリモート管理、統合運用を一体で提供することで導入の課題を解決する。サブスクリプションベースでのサービス提供により、高い運用性と低コストを両立させている。

本サービスではコンサルティングから導入時の支援、導入後の運用サポートまでを包括的に提供することで導入期間の短縮を実現する。さらに複数現場での利用時もネットワーク敷設作業や各種設定が不要で、業界を横断した利用拡大を目指している。

Edge AI Platformの機能まとめ

項目	詳細
エッジコンピューティング	デバイス上でのAIモデル展開、リアルタイムAI推論結果の提供
デバイス管理	4G/5G回線対応、リモートでの状態監視機能
セキュリティ機能	グローバル監視センターによる各デバイスの監視、故障・不具合の検知
導入支援	ゼロタッチプロビジョニング機能によるリモート構築
運用管理	AIアプリケーションの配信・更新、センサー・カメラのアドオン

エッジAIについて

エッジAIとは、ユーザーやデータソースに物理的に近い場所でAIのデータ処理を行う技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

ほぼリアルタイムでの処理結果の提供が可能
閉じた環境での演算によるセキュリティリスクの低減
クラウドまでのデータ通信量の削減

エッジAIは工場や倉庫、店舗、工事などの作業現場での活用が期待されているが、従来は複数現場に配置するデバイスの管理が煩雑でコストがかかり、IT人材が直接現場を訪問して複雑な設定を行う必要があるなどの課題があった。Edge AI Platformはこれらの課題を解決し、エッジAIの導入と運用を容易にする。

参考サイト

^ NTT DATA. 「エッジAIの容易な導入を実現する「Edge AI Platform」サービスを提供 | NTTデータグループ - NTT DATA GROUP」. https://www.nttdata.com/global/ja/news/topics/2024/110103/, (参照 24-11-06).

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