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玄人志向がM.2スロット用SATA変換カードSATA3-I5-M.2を発売、5ポートのSATA 6Gbps増設を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • 玄人志向がM.2-SATAインターフェイスカードを発売
  • SATA3-I5-M.2は5ポートのSATA 6Gbps対応
  • 実売予想価格は5,280円で11月8日発売開始

玄人志向のSATA3-I5-M.2インターフェイスカード発売

玄人志向は高速データ転送を実現するM.2-SATAインターフェイスカード「SATA3-I5-M.2」を2024年11月8日に発売することを発表した。JMicron社製JMB585チップを搭載し、PCI Express Gen3 x2接続でM.2スロットにSATA 6Gbpsポートを5基増設することが可能になった。[1]

SATA3-I5-M.2は内蔵SATA3ポートを5ポート増設可能なM.2-2280ボードとして設計されており、OS標準のAHCIドライバで動作する。UEFI/BIOSブートにも対応しており、OSドライブのブートが可能となっているため、システムの拡張性が大幅に向上することになった。

本体サイズは80×22×9mmとコンパクトな設計になっており、対応OSはWindows 11/10となっている。製品の保証期間は1年間で、SATAコネクタの抜き差し時には基板の厚みが薄いため、基板が反らないように指で支えながら行う必要がある点に注意が必要だ。

SATA3-I5-M.2の製品仕様まとめ

項目 詳細
製品名 SATA3-I5-M.2
搭載チップ JMicron JMB585
接続規格 M.2 (M-Key、PCI Express 3.0 x2接続)
増設ポート SATA3(6Gbps) 内部ポート x5
対応OS Windows 11/10
本体寸法 80 x 22 x 9 mm

PCI Express Gen3について

PCI Express Gen3は、コンピュータの拡張カードとマザーボードを接続するための高速なバスインターフェイス規格の第3世代を指す。以下のような特徴を持っている。

  • 1レーン当たり8GT/sの転送速度を実現
  • 双方向通信が可能な高速シリアル接続
  • 下位互換性を維持しつつ性能向上を実現

PCI Express Gen3規格は、SATA3-I5-M.2のようなストレージインターフェイスカードの性能を最大限に引き出すために重要な役割を果たしている。M.2スロットとPCI Express Gen3 x2接続を組み合わせることで、複数のSATA 6Gbpsポートを効率的に制御することが可能になるのだ。

SATA3-I5-M.2に関する考察

SATA3-I5-M.2は、M.2スロットを活用してSATAポートを増設できる点が高く評価できる。特にUEFI/BIOSブートに対応している点は、システムドライブとしての利用も可能にしており、ストレージ構成の自由度を大きく向上させることができるだろう。

今後の課題として、SATAコネクタの抜き差し時における基板の強度が挙げられる。基板の薄さは省スペース化に貢献しているものの、ユーザーの取り扱いによっては破損のリスクがあるため、将来的なモデルでは基板強度の改善が望まれるところだ。

次世代製品への期待として、PCI Express Gen4対応や高速なNVMe SSDへの変換機能の追加が挙げられる。ストレージ技術の進化に合わせて、より多様なインターフェイス変換に対応することで、製品の価値はさらに高まることになるだろう。

参考サイト

  1. ^ 玄人志向. 「SATA3-I5-M.2 | SATA3-I5-M.2 | 玄人志向 JMicron JMB585搭載 内蔵SATA3 x5増設 M.2-2282ボード (PCIe Gen3x2接続) | 玄人志向」. https://www.kuroutoshikou.com/product/detail/sata3-i5-m-2.html, (参照 24-11-06).

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