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公開：2024-08-02

DGFTがCloudPay Neoの新機能を発表、現地訪問型サービス事業者の決済プロセスが大幅に効率化

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• DGFTがCloudPay Neoの新機能を本格稼働
• ダイナミックQRコード生成機能を提供開始
• 現地訪問型サービス事業者向けに設計

CloudPay Neoの新機能によって決済プロセスが効率化

株式会社DGフィナンシャルテクノロジー（DGFT）は、キャッシュレス決済サービス「CloudPay Neo」において、業種別決済ソリューションの本格稼働を開始した。第1弾として、現地訪問型サービス事業者向けに、サービス内容に応じて変動する料金情報を埋め込んだQRコードを生成・表示する「ダイナミックQRコード生成機能」の提供を開始している。^[1]

CloudPay Neoは、エンドユーザーのスマートフォンでQRコードを読み取るだけで支払いが可能となる、キャッシュレス決済サービスだ。クレジットカードや各種コード決済、スコア後払いなど、様々な決済方法に対応しており、決済端末の準備や管理が不要な点が特徴となっている。2023年8月のサービス開始以降、決済取扱高の月平均成長率は80%と急成長を遂げている。

新機能の導入背景には、現地訪問型サービス事業者からの要望がある。金額の誤入力によるキャンセル処理の業務負荷削減や、現金収受の煩雑な集金・請求作業の簡略化、作業員の現金紛失リスク低減などのニーズに応えるものだ。約4兆736億円の市場規模を持つ水回りトラブル修理やハウスクリーニング、リフォームなどの分野でのキャッシュレス化を促進することが期待される。

ダイナミックQRコード生成機能について

ダイナミックQRコード生成機能とは、サービス内容に応じて変動する料金情報を埋め込んだQRコードを生成・表示する機能のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 変動料金に対応したQRコードの生成が可能
• エンドユーザーによる金額入力が不要
• 既存の業務用端末に機能を付加可能

この機能により、現地訪問型サービス事業者は、サービス提供時に発生する変動料金に柔軟に対応できるようになる。従来はエンドユーザーが金額を入力する必要があったが、本機能によってその手順が省略され、誤入力のリスクが大幅に軽減される。また、既存の業務用端末に機能を追加できるため、新たな端末の準備が不要となり、導入コストの削減にもつながる。

CloudPay Neoに関する考察

CloudPay Neoの新機能導入により、現地訪問型サービス業界のキャッシュレス化が加速する可能性が高い。しかし、導入初期段階では、事業者側のシステム変更や従業員のトレーニングなど、一時的なコストや労力が必要となる可能性がある。また、エンドユーザーがQRコード決済に不慣れな場合、支払いプロセスに時間がかかる可能性もあるだろう。

今後、CloudPay Neoには、より多様な業種に対応した機能の追加が期待される。例えば、定期的なサービス提供に適したサブスクリプション機能や、取引内容を記した請求メールの一括送信機能など、事業者の業務効率化につながる機能の実装が望まれる。さらに、他の業務システムとの連携機能を強化することで、より包括的な業務支援ツールへと進化する可能性もあるだろう。

長期的には、CloudPay Neoが非キャッシュレスが主流だった市場のデジタル化を促進し、業界全体の生産性向上に貢献することが期待される。特に人材不足や生産性向上が課題となっている中小規模事業者にとって、本サービスは重要な役割を果たす可能性がある。DGFTには、今後も市場ニーズを的確に捉え、革新的な決済ソリューションの開発を続けることが求められるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「＜グループ会社リリース＞ エンドユーザーのスマホでQRコードを読み取るだけでクレジットカード・各種決済ができる、端末レス決済サービス「CloudPay Neo」、業種別決済ソリューションを本格稼働 | 株式会社デジタルガレージのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000377.000023393.html, (参照 24-08-02).

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