ハギワラソリューションズのワクチンUSB3がLinux OSに対応、マルチプラットフォームでのマルウェア対策が可能に
PR TIMES より
スポンサーリンク
記事の要約
- ワクチンUSB3がLinux OSに対応開始
- インストール不要のマルウェアスキャン・駆除が可能
- 既存ユーザーは無償アップデートで機能追加
スポンサーリンク
ワクチンUSB3のLinux OS対応機能拡張
ハギワラソリューションズは高度なマルウェア対策エンジンを搭載したマルウェアスキャン・駆除ツール「ワクチンUSB3」のLinux OS対応を2024年11月5日に発表した。製品本体に搭載したLEDでスキャンの進行状況と結果を確認でき、スキャン対象端末の資産情報をログデータとして安全に保存することが可能になった。[1]
生産設備や試験装置、医療機器などのソフトウェアインストールが制限された専用端末でもマルウェア対策が実施できるようになり、インターネットに接続されていないスタンドアローン端末のセキュリティ対策も強化された。現在利用中のユーザーに対しても無償のソフトウェアアップデートを提供することで、新機能の活用が可能になるだろう。
Linux版ソフトウェアはコマンドライン式で、スキャンのみのモードとスキャン+即削除モードを備えている。CentOS 8からUbuntu Linux 24.04まで幅広いディストリビューションに対応しており、Rootユーザーやsudo権限で利用が可能だ。
ワクチンUSB3のラインナップまとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
1年ライセンスモデル | 製品型番:ULD-VAU31A |
3年ライセンスモデル | 製品型番:ULD-VAU33A |
5年ライセンスモデル | 製品型番:ULD-VAU35A |
対応OS | Windows OS、Linux OS(64bit版) |
主な機能 | マルウェアスキャン、マルウェア駆除、資産情報ログ保存 |
スポンサーリンク
マルウェアについて
マルウェアとは、悪意のあるソフトウェアの総称であり、コンピュータシステムに被害を与えることを目的として作成されたプログラムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 感染したシステムに重大な損害を与える可能性がある
- ネットワークを通じて自己増殖する性質を持つものも存在
- 情報窃取やシステム破壊など様々な悪意ある動作を行う
生産設備や医療機器などの専用端末では、システムの安定性維持のためソフトウェアのインストールが制限されていることが多く、従来型のウイルス対策ソフトの導入が困難だった。ワクチンUSB3のようなインストールレス型のマルウェア対策ツールは、このような環境でもセキュリティ対策を実施できる有効な手段となっている。
ワクチンUSB3のLinux OS対応に関する考察
Windows OS専用からマルチプラットフォーム対応へと進化したことで、異なるOSが混在する企業システムでも統一的なセキュリティ対策が可能になった。特にインストールレスでの運用が可能な点は、システム管理者の負担軽減とセキュリティレベルの向上を両立する革新的なアプローチと言えるだろう。
一方で新たな課題として、Linuxディストリビューションごとのコマンドやパーミッションの違いによる運用負荷の増加が考えられる。対策として、各ディストリビューション向けのベストプラクティスの提供や、より直感的なGUIベースのインターフェースの開発が求められるだろう。
今後の展望としては、コンテナ環境やクラウドネイティブ環境への対応拡充が期待される。マルチクラウド環境でのセキュリティ対策の重要性が高まる中、クラウドプラットフォーム向けの新機能追加により、より包括的なセキュリティソリューションとしての価値が高まるはずだ。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「スタンドアローン端末のマルウェアチェック・駆除をインストールレスで実現|ウイルスチェックツール「ワクチンUSB3」がLinuxⓇ OSに対応 | ハギワラソリューションズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000100421.html, (参照 24-11-07).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- 【CVE-2024-50075】Linux kernelのTegraXUSBコントローラーに脆弱性、USB仮想化機能の不具合を修正
- 【CVE-2024-50077】LinuxカーネルのBluetooth ISO初期化処理に脆弱性、システムクラッシュの危険性が浮上
- 【CVE-2024-50078】Linuxカーネルのモジュールアンロード処理に重大な脆弱性、システムの安定性に影響
- 【CVE-2024-50088】Linux kernelのbtrfsに未初期化ポインタ解放の脆弱性、複数バージョンに影響
- 【CVE-2024-50612】libsndfile 1.2.2に境界外読み取りの脆弱性、音声ファイル処理時のセキュリティリスクに注意
- 【CVE-2024-51076】PHPGurukul Online DJ Booking Management System 1.0にXSS脆弱性、リモート攻撃のリスクが浮上
- 【CVE-2024-51181】PHPGurukul IFSC Code Finder Project v1.0にXSS脆弱性、リモートからの任意コード実行が可能に
- 【CVE-2024-51244】DrayTek Vigor3900にコマンドインジェクションの脆弱性、深刻度の高いセキュリティリスクに
- 【CVE-2024-51245】DrayTek Vigor3900 1.5.1.3にコマンドインジェクションの脆弱性、システムの完全性に重大な影響
- 【CVE-2024-51247】Draytek Vigor3900 1.5.1.3にコマンドインジェクションの脆弱性が発見、深刻な影響の可能性
スポンサーリンク