マルチブックのmultibookがフィリピンでCBA承認を取得、現地企業のデジタル化推進に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

マルチブックのmultibookがフィリピンでCBA承認を取得
コンピュータ会計帳簿の利用が正式に可能に
12カ国語対応のグローバルクラウドERPとして展開

フィリピンでのmultibookのCBA承認取得

株式会社マルチブックは、フィリピンでグローバルクラウドERP「multibook」を利用するユーザー企業がBIRにてCBAの承認を2024年11月6日に取得した。フィリピンでは企業が会計システムを使用する際にCASまたはCBAの申請と承認が必須となっており、multibookユーザーは正式に会計システムとして利用できるようになったのだ。^[1]

CBAはコンピュータ会計帳簿として財務諸表や仕訳帳、総勘定元帳などの会計帳簿がターゲットとなっており、CASは会計帳簿に加えて請求書や領収書、源泉徴収税フォームなども承認対象となる。multibookではCBAだけでなくCASでの申請も可能にするため、請求書などの帳票もCAS要件に対応している。

multibookは12カ国語・多通貨・複数帳簿に対応したグローバルクラウドERPとして、世界各国の拠点をシームレスに統合することが可能だ。製造業や商社、飲食業、建設業など多様な業種で利用されており、33カ国500社以上での導入実績を持つグローバル展開型のERPシステムとなっている。

multibookの主な機能まとめ

項目	詳細
対応言語	日本語、英語、タイ語、ベトナム語、韓国語、ミャンマー語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語（繁体字・簡体字）、インドネシア語
主要機能	会計、ロジスティクス、固定資産管理、IFRSリース資産管理、立替経費精算、マネジメントコックピット、BPOコックピット
外部連携	連結会計、倉庫管理等の機能
導入実績	33カ国500社以上（製造・商社・飲食・建設など）

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CBAについて

CBAとは「Computerized Books of Accounts」の略称で、フィリピンにおける会計システムの利用に必要な承認制度のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

財務諸表、仕訳帳、総勘定元帳などの会計帳簿が対象
BIR（フィリピン内国歳入庁）による承認が必須
承認なしでは手書きまたは表計算ソフトでの会計処理が必要

multibookユーザーがフィリピンでCBA承認を取得したことで、フィリピン企業はmultibookを正式な会計システムとして利用可能となった。フィリピンでは他の海外各国とは異なり会計システムの利用に承認が必要であり、承認なしでは手書きや表計算ソフトでの作業を強いられるため、CBA承認の取得は業務効率化において重要な意味を持つ。

フィリピンでのCBA承認取得に関する考察

フィリピンでのCBA承認取得は、現地企業のデジタル化推進において重要な一歩となった。手書きや表計算ソフトによる非効率な会計処理からの脱却が可能となり、業務効率の大幅な向上が期待できるだろう。

今後の課題として、CBA承認を受けた会計システムの運用に関するガイドラインの整備や、システム更新時の再承認プロセスの明確化が挙げられる。これらの課題に対しては、フィリピン当局との継続的な対話とシステム要件の適切な管理が重要となるだろう。

フィリピンでの実績を活かし、他の東南アジア諸国での展開も期待される。各国の法規制に対応しながら、クラウドERPとしての機能拡充と現地企業のニーズへの対応を進めることで、グローバル展開をさらに加速させることができるだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「グローバルクラウドERP「multibook」、フィリピンにおいて、コンピュータ会計帳簿：(CBA：Computerized Books of Accounts)の承認（BIR-RDO）を取得 | 株式会社マルチブックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000146.000015843.html, (参照 24-11-07).

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