IMAGICA GROUPとキヤノンが8K 3D 360°VR映像の実証実験を実施、高解像度な宇宙体験コンテンツの制作に成功
PR TIMES より
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記事の要約
- IMAGICA GROUPとキヤノンが8K 3D 360° VR映像の実証実験を実施
- モンゴルで高度25,000mからの地球撮影に成功
- Inter BEE 2024で新コンテンツを初公開予定
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IMAGICA GROUPとキヤノンの8K 3D 360° VR映像実証実験
IMAGICA GROUPは、キヤノンと共同でスペースバルーンを使用した8K 3D 360° VR映像の実証実験を実施し、2024年11月6日に発表した。モンゴルの地上から成層圏まで打ち上げられたスペースバルーンによって、従来のVRコンテンツを超える高解像度での撮影に成功している。[1]
撮影には特別設計された撮影専用リグにキヤノン製のCANON CINEMA EOS SYSTEM EOS R5CとCANON RF LENS RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEが搭載され、約2時間におよぶ連続撮影を実現した。気圧や温度変化、風の影響など様々な課題を事前検証によってクリアしている。
完成したVRコンテンツ『SPACE JOURNEY TO THE EARTH』では、モンゴル縦貫鉄道を眼下に見下ろしながら高度25,000mの成層圏まで上昇する体験が可能になった。12歳以上の幅広い年齢層を対象とし、VRゴーグルを通じて雪の中の山や川などの細部まで鮮明に視認できる映像を提供している。
実証実験の撮影環境まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
撮影場所 | モンゴル・バガヌール市 |
撮影高度 | 約25,000m(成層圏) |
撮影時間 | 約2時間 |
使用機材 | CANON CINEMA EOS SYSTEM EOS R5C、RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE |
環境条件 | 気温約-50℃、気圧変化、風による回転 |
公開予定 | Inter BEE 2024(2024年11月13日~15日) |
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スペースバルーンについて
スペースバルーンとは、成層圏気球とも呼ばれる高高度気球のことを指し、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 宇宙近くまでの物資運搬が可能な大型ゴム気球
- 成層圏での長時間の滞空が可能
- パラシュートによる安全な着陸システム
IMAGICA GROUPは以前にもモンゴル・バガヌール市と日本・愛媛県愛南町でスペースバルーンを使用した実証実験を行い、8K 360° VRコンテンツの制作を行っている。今回の実験では3D撮影技術を追加することで、より没入感のある宇宙体験コンテンツの制作に成功している。
8K 3D 360° VR映像実証実験に関する考察
IMAGICA GROUPとキヤノンの共同実証実験は、映像制作技術とイメージング技術の融合による大きな技術的進歩を示している。特に気温マイナス50度という極限環境下での長時間撮影の成功は、将来的な宇宙関連コンテンツの制作における重要な知見となるだろう。
今後の課題として、VRゴーグルの性能や通信環境による制約が挙げられる。8K 3D 360度映像の大容量データを円滑に再生するためには、デバイスやネットワークインフラの進化が不可欠となるはずだ。
将来的には、教育現場での活用や遠隔観光、科学研究など幅広い分野での応用が期待できる。宇宙空間からの地球観測データと組み合わせることで、環境問題の可視化や気象現象の立体的な理解促進にも貢献できるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「IMAGICA GROUP、キヤノンと共同実証実験を実施、高解像度かつ鮮明な8K 3D 360° VR映像コンテンツ『SPACE JOURNEY TO THE EARTH』を制作 | 株式会社IMAGICA GROUPのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000360.000037973.html, (参照 24-11-07).
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