セキュリティ

SECURITY

公開：2024-11-07

GMOイエラエがHack the DRONE 2024で世界1位獲得、ドローンセキュリティの技術力が高評価

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• GMOイエラエがHack the DRONEで世界1位を獲得
• 韓国ソウルで開催されたドローンのセキュリティコンテストで優勝
• 同日開催のHITCON Cyber Rangeでも世界3位を達成

GMOイエラエが世界規模のセキュリティコンテストで連続入賞

GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社は、2024年10月30日に韓国ソウルで開催されたドローンのサイバーセキュリティコンテスト「Hack the DRONE 2024決勝」で2,387ポイントを獲得し世界1位となった。オンライン予選を勝ち抜いた上位8チームによる決勝戦では、ドローンの制御ソフトに仕込まれたバックドアを利用する問題やWi-Fi通信を解析する問題が出題されたのだ。^[1]

GMOイエラエは同日台湾台北で開催された「HITCON Cyber Range」決勝戦にも参加し、ログ分析やサイバー攻撃の調査などのスキルが試される大会で21チーム中1,325ポイントを獲得して世界3位に輝いた。サイバーセキュリティインシデント対応における実践的なスキルが高く評価された結果となっている。

また、GMOイエラエは2024年に入り「DEF CON 32 Cloud Village CTF」での世界1位や「Automotive CTF 2024」グローバル決勝での世界2位など、複数の国際的なセキュリティコンテストで上位入賞を果たしている。ホワイトハッカーやトップエンジニアの知見を活かし、セキュリティ対策サービスやプロダクトの提供を通じて社会への還元を目指している。

GMOイエラエのコンテスト成績まとめ

GMOサイバーセキュリティ byイエラエの詳細はこちら

バックドアについて

バックドアとは、システムのセキュリティを迂回して不正アクセスを可能にする仕組みのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 攻撃者が再侵入するために設置する不正な入口
• 正規のセキュリティ機能を回避して侵入可能
• 発見が困難で長期間潜伏するリスクが高い

GMOイエラエはHack the DRONE 2024決勝において、ドローンの制御ソフトに仕込まれたバックドアを利用する問題に取り組んだ。ドローンのセキュリティでは、このようなバックドアを早期に発見して対策することが重要であり、GMOイエラエの高い技術力が世界一位の獲得につながったと考えられる。

Hack the DRONE 2024に関する考察

GMOイエラエが世界1位を獲得したことは、日本のサイバーセキュリティ技術の高さを世界に示す重要な成果となった。ドローンの制御システムやWi-Fi通信に関する高度な技術力が評価され、実践的なハッキング手法への対応力の高さが証明されたことは、今後のドローンセキュリティ分野における日本の存在感を高めることにつながるだろう。

今後はドローンの活用範囲が更に拡大することで、新たなセキュリティリスクが発生する可能性が高まってくる。特に物流やインフラ点検など重要インフラでの利用が進むことで、セキュリティ対策の重要性が一層増していくことが予想されるのだ。

GMOイエラエには、今回の受賞で証明された高い技術力を活かし、ドローンセキュリティの課題解決に向けた取り組みを更に強化してほしい。特にバックドアなどの不正アクセスへの対策技術の向上や、Wi-Fi通信のセキュリティ強化など、実践的な知見の蓄積と共有が期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「GMOイエラエ、ドローンの制御システムや通信に関する技術を競う「Hack the DRONE 2024決勝」で世界1位に | GMOインターネットグループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004626.000000136.html, (参照 24-11-07).

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