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【CVE-2024-10764】Codezips Online Institute Management System 1.0に無制限アップロードの脆弱性、リモート攻撃のリスクに注意

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Online Institute Management System 1.0に脆弱性が発見
  • 画像アップロード機能に無制限アップロードの問題
  • CVSS 4.0でスコア5.3の中程度の深刻度と評価

Codezips Online Institute Management Systemの画像アップロード機能に脆弱性

Codezips社のOnline Institute Management System 1.0において無制限アップロードの脆弱性が発見され、2024年11月4日に公開された。VulDBによって【CVE-2024-10764】として識別された脆弱性は、/pages/save_user.phpの画像アップロード機能に存在し、リモートからの攻撃が可能となっている。[1]

脆弱性の深刻度はCVSS 4.0で5.3(MEDIUM)と評価されており、特権レベルは低いものの利用者のインタラクションは不要とされている。認証情報の要求があるため攻撃には制限があるが、コードの実行やデータの改ざんといった危険性が指摘されており、早急な対応が求められている。

本脆弱性はCWE-434(無制限アップロード)、CWE-284(不適切なアクセス制御)、CWE-266(不適切な権限割り当て)に分類されており、複数のセキュリティ上の問題点が指摘されている。脆弱性の詳細は既に公開されており、攻撃者によって悪用される可能性が高まっているため、システム管理者は直ちに対策を講じる必要がある。

脆弱性の評価まとめ

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2024-10764
影響を受けるバージョン Online Institute Management System 1.0
CVSS 4.0スコア 5.3(MEDIUM)
CWE分類 CWE-434、CWE-284、CWE-266
攻撃条件 リモートからの攻撃が可能、認証情報が必要
公開日 2024年11月4日

無制限アップロードについて

無制限アップロードとは、Webアプリケーションにおいてファイルアップロード機能の制限が不適切である脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ファイルタイプや拡張子の検証が不十分
  • ファイルサイズの制限が不適切または未実装
  • アップロードされたファイルの実行権限が適切に制御されていない

Online Institute Management Systemの事例では、画像アップロード機能において適切な制限が実装されていないことが指摘されている。攻撃者は悪意のあるファイルをアップロードすることで、システムの制御を奪取したりデータを改ざんしたりする可能性があり、早急なセキュリティパッチの適用が推奨されている。

Online Institute Management Systemの脆弱性に関する考察

Online Institute Management Systemの脆弱性は、教育機関向けシステムにおけるセキュリティ設計の重要性を再認識させる事例となった。画像アップロード機能は一般的な機能であるにもかかわらず、適切な制限が実装されていなかったことは、開発プロセスにおけるセキュリティレビューの不足を示唆している。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発段階からのセキュリティ設計の見直しが必要となるだろう。特にファイルアップロード機能については、ファイルタイプの厳密な検証やサイズ制限、実行権限の適切な設定など、多層的な防御策を実装することが求められる。

また、教育機関向けシステムは個人情報を扱うことが多いため、セキュリティ対策の優先度を上げる必要がある。定期的な脆弱性診断やセキュリティ監査の実施、開発者向けのセキュリティトレーニングの強化など、包括的なセキュリティ対策の実施が望まれる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-10764, (参照 24-11-08).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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