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【CVE-2024-49217】WordPress用プラグインAdding drop down roles in registrationに権限昇格の脆弱性、深刻度9.8の緊急対応が必要に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Adding drop down roles in registrationにおいて権限昇格の脆弱性を発見
  • CVE-2024-49217として識別される深刻な脆弱性
  • WordPressプラグインのバージョン1.1までが影響を受ける

Adding drop down roles in registrationの権限昇格の脆弱性

Patchstack OÜは2024年10月17日にWordPressプラグインのAdding drop down roles in registrationにおいて権限昇格の脆弱性を発見したことを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-49217】として識別されており、CVSSスコアは9.8と極めて深刻度が高い問題として評価されている。[1]

この脆弱性はMadiri Salman Aashish氏が開発したAdding drop down roles in registrationプラグインのバージョン1.1以前のすべてのバージョンに影響を与えることが判明している。脆弱性の種類はCWE-266に分類される権限の誤った割り当てに関する問題だ。

攻撃者は特別な権限や複雑な攻撃手法を必要とせず、ユーザーの介入なしにリモートから攻撃を実行することが可能となっている。この脆弱性を利用した攻撃は自動化可能であり、機密性・完全性・可用性のすべてに重大な影響を及ぼす可能性がある。

Adding drop down roles in registrationの脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-49217
影響を受けるバージョン 1.1以前のすべてのバージョン
CVSSスコア 9.8(Critical)
脆弱性タイプ CWE-266(権限の誤った割り当て)
攻撃の特徴 リモートからの攻撃が可能、特別な権限不要
脆弱性の詳細はこちら

権限昇格の脆弱性について

権限昇格の脆弱性とは、システム上で通常与えられている権限以上の特権を不正に取得できる脆弱性のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 正規のユーザー権限を超えた操作が可能になる
  • システム管理者権限の不正取得につながる可能性がある
  • 機密情報へのアクセスや重要な設定の変更が可能になる

Adding drop down roles in registrationの脆弱性は特別な権限や認証情報を必要とせずにリモートから攻撃可能である点が極めて深刻だ。CVSSスコアが9.8と評価されていることからも、早急な対応が必要とされる重大な脆弱性であることがわかる。

Adding drop down roles in registrationの脆弱性に関する考察

Adding drop down roles in registrationの脆弱性は認証を必要としないリモートからの攻撃が可能である点が最も危険な特徴として挙げられる。WordPressの広い普及率を考慮すると、この脆弱性を狙った攻撃が世界規模で展開される可能性が極めて高いだろう。

プラグイン開発者は権限管理機能の実装時により厳密なセキュリティチェックを行う必要があるだろう。特にWordPressのような広く普及したプラットフォーム向けのプラグインでは、開発段階でのセキュリティテストの強化と、脆弱性発見時の迅速なパッチ提供体制の確立が不可欠だ。

今後はWordPressコミュニティ全体でプラグインのセキュリティレビュー体制を強化する必要がある。また管理者側も定期的なセキュリティアップデートの適用と、使用していないプラグインの削除など、予防的なセキュリティ対策を徹底することが求められるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-49217, (参照 24-11-08).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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