【CVE-2024-9846】Enable Shortcodesプラグインに認証不要な任意コード実行の脆弱性が発覚、早急な対応が必要に
スポンサーリンク
記事の要約
- Enable Shortcodes内の1.0.0以前のバージョンに脆弱性
- 認証不要な任意のショートコード実行が可能に
- CVSSスコア7.3のハイリスク脆弱性として報告
スポンサーリンク
Enable Shortcodes inside Widgets,Comments and Expertsの脆弱性
WordPressプラグインEnable Shortcodes inside Widgets,Comments and Expertsのバージョン1.0.0以前において、認証不要で任意のショートコードを実行可能な脆弱性が2024年10月30日に報告された。プラグインがdo_shortcodeを実行する際の値の検証が適切に行われていないことが原因で、未認証の攻撃者による悪用が可能となっている。[1]
本脆弱性は【CVE-2024-9846】として識別されており、CVSSスコアは7.3とハイリスクに分類されている。攻撃の複雑性は低く特権も不要であり、機密性と整合性、可用性のすべてに一定の影響があるとされており、早急な対応が必要となっている。
WordfenceのFrancesco Carlucciによって発見されたこの脆弱性は、CWE-94(コード生成におけるコントロールの不適切さ)に分類されている。攻撃者は認証なしでショートコードを実行できるため、WordPressサイトのセキュリティに深刻な影響を及ぼす可能性がある。
Enable Shortcodesの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-9846 |
影響を受けるバージョン | 1.0.0以前のすべてのバージョン |
CVSSスコア | 7.3(High) |
脆弱性の種類 | CWE-94(コード生成におけるコントロールの不適切さ) |
攻撃要件 | 認証不要、攻撃の複雑性は低い |
影響範囲 | 機密性、整合性、可用性に影響 |
スポンサーリンク
ショートコードについて
ショートコードとはWordPressの機能の一つであり、投稿や固定ページ内で特定の機能を呼び出すための短いコードのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
Enable Shortcodes inside Widgets,Comments and Expertsプラグインはウィジェットやコメント、抜粋文でもショートコードを使用可能にする機能を提供している。しかし、ショートコードの実行時に適切な検証が行われていないため、悪意のある攻撃者によって任意のコードが実行される可能性があるのだ。
Enable Shortcodesの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに重大な影響を及ぼす可能性がある重要な問題として認識されている。Enable Shortcodesプラグインの脆弱性は認証不要で悪用可能であり、攻撃の複雑性も低いことから、早急なアップデートや代替プラグインへの移行を検討する必要があるだろう。
プラグイン開発者には、ユーザー入力値の厳格な検証やセキュリティチェックの強化が求められている。特にショートコードのような強力な機能を提供するプラグインでは、実行前の入力値の検証や実行可能なショートコードの制限など、多層的な防御策を実装することが重要だ。
今後はWordPressコミュニティ全体で、プラグインのセキュリティレビューやコードの品質チェックをより厳格に行うことが望まれる。脆弱性発見時の迅速な対応体制の整備や、開発者向けのセキュリティガイドラインの拡充など、エコシステム全体でのセキュリティ強化が期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-9846, (参照 24-11-08).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- 【CVE-2024-10011】BuddyPress 14.1.0にディレクトリトラバーサルの脆弱性、Windows環境で深刻な影響の可能性
- 【CVE-2024-10097】Loginizer 1.9.2に認証回避の脆弱性、管理者権限での不正ログインのリスクが発覚
- 【CVE-2024-10148】WordPressプラグインAwesome buttons 1.0にXSS脆弱性、コントリビューター権限で任意のスクリプト実行が可能に
- 【CVE-2024-10372】chidiwilliams buzz 1.1.0に一時ファイル処理の脆弱性、ベンダー未対応で脆弱性情報が公開される状態に
- 【CVE-2024-10501】ESAFENET CDG 5にSQL injectionの脆弱性が発見、早急な対策が必要な状況に
- 【CVE-2024-10502】ESAFENET CDG 5にSQL injection脆弱性が発見、ベンダーの対応に課題
- 【CVE-2024-10505】wuzhicms 4.1.0にコード実行の脆弱性、リモート攻撃のリスクが深刻に
- 【CVE-2024-10597】ESAFENET CDG 5にSQL injection脆弱性が発見、リモートからの攻撃が可能に
- 【CVE-2024-10748】Cosmote Greece What's Up App 4.47.3のRealm Databaseに暗号化キーの脆弱性が発見、影響は限定的と評価
- 【CVE-2024-10749】ThinkAdmin 6.1.67にデシリアリゼーションの脆弱性、リモート攻撃の可能性で対応急ぐ
スポンサーリンク