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【CVE-2024-10122】Topdata Inner Rep Plus WebServer 2.01にパスワードフィールドマスキングの欠如による脆弱性が発見

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Topdata Inner Rep Plus WebServerに脆弱性が発見
  • パスワードフィールドのマスキングが欠如
  • CVE-2024-10122として識別される深刻な脆弱性

Topdata Inner Rep Plus WebServer 2.01のパスワードフィールドマスキング欠如の脆弱性

Topdata社のInner Rep Plus WebServer 2.01において、重大な脆弱性が2024年10月18日に公開された。InnerRepPlus.htmlファイルのOperator Details Formコンポーネントにおいて、パスワードフィールドのマスキングが欠如しているという問題が発見されており、この脆弱性は【CVE-2024-10122】として識別されている。[1]

この脆弱性はリモートからの攻撃が可能であり、高度な権限を持つ攻撃者によって悪用される可能性がある。脆弱性の発見者はベンダーに早期の情報開示を試みたが、ベンダーからの応答は得られなかったのだ。

CVSSスコアによると、バージョン4.0では5.1(中程度)、バージョン3.1および3.0では2.7(低)と評価されている。脆弱性のタイプはCWE-549(Missing Password Field Masking)に分類されており、パスワード入力時の適切な保護機能が実装されていないことが問題となっている。

Topdata Inner Rep Plus WebServer 2.01の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-10122
影響を受けるバージョン Inner Rep Plus WebServer 2.01
脆弱性の種類 CWE-549(パスワードフィールドマスキングの欠如)
CVSSスコア(v4.0) 5.1(中程度)
攻撃条件 リモートからの攻撃が可能

パスワードフィールドマスキングについて

パスワードフィールドマスキングとは、Webフォームにおいてユーザーが入力したパスワードを画面上で「*」や「●」などの文字で表示し、実際の文字列を隠蔽する重要なセキュリティ機能のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • パスワードの画面表示を隠蔽し第三者からの覗き見を防止
  • ブラウザの開発者ツールによるパスワード漏洩を防止
  • セキュリティ対策の基本的かつ重要な要素

Inner Rep Plus WebServer 2.01の脆弱性では、このパスワードフィールドマスキング機能が実装されていないことが問題となっている。CVSSスコアでは中程度の深刻度と評価されているものの、パスワードの露出によるセキュリティリスクは無視できないものとなっている。

Inner Rep Plus WebServerの脆弱性に関する考察

Topdataの製品におけるパスワードフィールドマスキングの欠如は、基本的なセキュリティ対策の不備として深刻な問題を提起している。特にOperator Details Formのような管理者向け機能において、パスワードの可視化は情報漏洩のリスクを著しく高める要因となっているため、早急な対応が必要不可欠だろう。

今後の課題として、ソフトウェア開発におけるセキュリティレビューの強化が挙げられる。特にパスワード管理に関する機能については、開発初期段階からの厳密なセキュリティチェックが重要となるため、自動化されたセキュリティテストの導入も検討すべきである。

製品のアップデートとパッチ提供の体制も見直す必要がある。ベンダーの脆弱性報告への対応の遅れは、ユーザーのセキュリティリスクを不必要に高めることになるため、迅速な脆弱性対応プロセスの確立が望まれるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-10122, (参照 24-11-09).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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