セキュリティ

SECURITY

公開：2024-11-09

ジェイズ・コミュニケーションがRevoWorks ZONEを開発、ゼロトラストブラウザ機能でセキュリティを強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• RevoWorks ZONEのゼロトラストブラウザ機能を発表
• セキュアなインターネットアクセスソリューションを提供
• 2025年4月から法人向けに販売開始予定

ジェイズ・コミュニケーションのRevoWorks ZONE開発

ジェイズ・コミュニケーションは独自のサンドボックス技術を用いたセキュアなインターネットアクセスソリューションRevoWorks ZONEを2025年4月1日より販売開始する予定だ。デジタル庁による三層分離の廃止とゼロトラストアーキテクチャへの移行方針を受け、セキュアゾーン機能を中心としたアーキテクチャの開発を進めている。^[1]

RevoWorks ZONEは端末内のサンドボックスとゲートウェイが協調するセキュアなゾーンを形成し、許可されたプログラム以外の実行を制御することでマルウェアの実行を防御する機能を実装している。インターネットアクセスによる未知のマルウェアの侵入に対してもローカル環境やクラウド環境への影響を極小化することが可能だ。

RevoWorksシリーズは自治体情報システム強靭性向上施策のセキュリティ対策として、県セキュリティクラウドや政令指定都市など約300の自治体でインターネット分離としてトップクラスの実績を持っている。今後3年間で20万ユーザーの獲得を目指すことを明らかにしたのだ。

RevoWorks ZONEの機能まとめ

RevoWorksの詳細はこちら

ゼロトラストアーキテクチャについて

ゼロトラストアーキテクチャとは、ネットワークの内部と外部を区別せず、すべてのアクセスを検証・認証する新しいセキュリティモデルのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• すべてのアクセスを信頼せず、常に検証を行う
• 最小権限の原則に基づいたアクセス制御
• デバイスやユーザーの信頼性を継続的に評価

RevoWorks ZONEではゼロトラストアーキテクチャの考え方を採用し、独自のサンドボックス技術と組み合わせることで、より強固なセキュリティを実現している。デジタル庁が推進する三層分離の廃止とゼロトラストアーキテクチャへの移行に対応した製品として、今後の自治体のセキュリティ対策の中核を担うことが期待されている。

RevoWorks ZONEに関する考察

RevoWorks ZONEの開発は自治体のセキュリティ対策における重要な転換点となる可能性が高いと考えられる。三層分離からゼロトラストアーキテクチャへの移行が進む中、独自のサンドボックス技術を活用した本製品は、セキュリティ強化と業務効率化の両立を実現する有効なソリューションとなるだろう。

しかし、新しいアーキテクチャへの移行には既存システムとの互換性やユーザーの習熟度など、様々な課題が存在することも予想される。移行期間中のセキュリティリスクを最小限に抑えながら、段階的な導入を進めていく必要があるのだ。

将来的には、AIを活用した脅威検知機能の強化やクラウドサービスとの連携強化など、さらなる機能拡張が期待される。ジェイズ・コミュニケーションには、変化し続けるセキュリティ脅威に対応できる製品開発を継続してほしいものだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「DX・クラウド時代のためのゼロトラストソリューションRevoWorks ZONEを開発 | ジェイズ・コミュニケーション株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000130650.html, (参照 24-11-09).
2. デジタル庁. https://www.digital.go.jp/

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