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【CVE-2024-10919】didi Super-Jacoco 1.0にOSコマンドインジェクションの脆弱性、リモート攻撃が可能な状態に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • didi Super-Jacocoにコマンドインジェクションの脆弱性
  • triggerUnitCoverファイルのuuid引数が影響を受ける
  • リモートから攻撃可能で公開済みのエクスプロイトが存在

didi Super-Jacoco 1.0のコマンドインジェクション脆弱性

didi Super-Jacoco 1.0において、triggerUnitCoverファイルに重大な脆弱性が2024年11月6日に公開された。この脆弱性は引数uuidの操作によってOSコマンドインジェクションが可能となるもので、リモートから攻撃を実行できる状態にある。[1]

この脆弱性はCVE-2024-10919として登録されており、CVSSスコアはバージョン4.0で5.3、バージョン3.1で6.3、バージョン3.0で6.3、バージョン2.0で6.5と評価されている。攻撃者は認証情報を必要とするものの、ユーザー介入なしで攻撃を実行できる状態だ。

脆弱性の報告者はVulDBユーザーのgaogaostoneで、既に攻撃コードが公開されている状態にある。この脆弱性はCWE-78(OSコマンドインジェクション)とCWE-74(インジェクション)に分類され、早急な対応が必要となっている。

didi Super-Jacoco 1.0の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-10919
影響を受けるバージョン Super-Jacoco 1.0
脆弱性の種類 OSコマンドインジェクション
CVSSスコア(v4.0) 5.3(MEDIUM)
攻撃条件 リモートから実行可能、認証情報必要

OSコマンドインジェクションについて

OSコマンドインジェクションとは、攻撃者が悪意のあるコマンドを注入してシステムコマンドを実行する脆弱性のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • システムコマンドを実行できる権限を不正に取得可能
  • データの改ざんや情報漏洩のリスクが存在
  • サーバーシステム全体に影響を及ぼす可能性がある

【CVE-2024-10919】の場合、triggerUnitCoverファイルのuuid引数を通じてOSコマンドインジェクションが可能となっている。この脆弱性は認証情報さえあれば攻撃可能で、既にエクスプロイトコードが公開されているため、早急なパッチ適用や対策が必要となっている。

didi Super-Jacoco 1.0の脆弱性に関する考察

didi Super-Jacoco 1.0の脆弱性は、認証情報が必要とはいえリモートからの攻撃が可能であり、既にエクスプロイトコードが公開されている点が深刻だ。特にCIパイプラインで使用されるツールであることから、開発環境全体のセキュリティリスクとなる可能性が高く、早急な対応が必要となるだろう。

この脆弱性の影響を最小限に抑えるためには、アクセス制御の強化やバリデーションチェックの実装が重要となる。特にuuid引数に対する入力値の検証を厳密に行い、OSコマンドとして解釈される可能性のある文字列を適切にエスケープすることが求められるだろう。

今後はセキュアコーディングガイドラインの徹底やコードレビューの強化が必要となる。特にOSコマンドを実行する機能については、サンドボックス環境での実行や権限の最小化など、多層的な防御策を講じることが望ましい。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-10919, (参照 24-11-12).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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