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テクトロニクスがTICPシリーズIsoVuとEA-PSB 20000 Tripleを発表、電力測定の正確性と効率性が大幅に向上

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

テクトロニクスがTICPシリーズIsoVuとEA-PSB 20000 Tripleを発表、電力測定の正確性と効率性が大幅に向上

PR TIMES より


記事の要約

  • テクトロニクスがRFアイソレーション型電流プローブを発表
  • TICPシリーズで高電圧システムの電流測定が可能に
  • EA-PSB 20000 Tripleで3チャンネル双方向電源を実現

テクトロニクスのTICPシリーズIsoVuと電源ソリューション

テクトロニクスは2024年11月12日、RFアイソレーション技術を採用した業界初のTICPシリーズIsoVuアイソレーション型電流プローブと3チャンネル双方向電源EA-PSB 20000 Tripleシリーズを発表した。TICPシリーズは高電圧アプリケーションにおいて従来のプローブと比較してより高帯域かつ低ノイズの電流測定を実現することが可能になっている。[1]

TICPシリーズは最高1GHzの周波数帯域でナノ秒単位の急速な電流変化を測定することができ、マイクロアンペアからキロアンペアまでの広い電流範囲に対応することが可能である。完全なRFガルバニック絶縁により、グランド・ループを排除し従来の差動電圧プローブの30倍以上のコモンモード除去比を実現している。

EA-PSB 20000 Tripleシリーズは市場で最もコンパクトな3チャンネル双方向DC電源として、3つの独立したチャンネルがそれぞれ最大10kWの電力を供給することが可能だ。エネルギー回生機能を備えており最大96%のエネルギーを回収できるため、エネルギー効率の向上に貢献している。

TICPシリーズとEA-PSB 20000 Tripleの主な仕様

項目 詳細
TICPシリーズ周波数帯域 1GHz、500MHz、250MHzの3モデル
コモンモード除去比 140dB(DC)、90dB(1MHz)
ノイズ性能 4.7nV / √Hz未満(1GHzで150μV未満)
EA-PSB出力電圧範囲 60Vから最大920V
EA-PSB出力電流範囲 チャンネルあたり40Aから最大340A
エネルギー回生効率 最大96%
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RFアイソレーション技術について

RFアイソレーション技術とは、測定システムと被試験デバイス間で完全なガルバニック絶縁を実現する技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 測定システムと被試験デバイス間の完全な電気的分離
  • グランドループによるノイズの排除
  • 高周波信号の正確な測定が可能

テクトロニクスが開発したTICPシリーズは、RFアイソレーション技術により従来の差動電圧プローブの30倍以上のコモンモード除去比を実現している。高電圧アプリケーションにおいて、より高帯域かつ低ノイズの電流測定を実現することが可能になり、SiC/GaNパワーコンバータなどの高電圧環境からモバイル機器のバッテリー性能テストまで幅広い用途に対応できるようになった。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「テクトロニクス、電化を進めるエンジニアの革新を強力にサポートする画期的なパワー計測ソリューションを発表 | 株式会社テクトロニクス&フルークのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000072927.html, (参照 24-11-14).

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