Food Innovators JapanがmultibookでIFRS 16号に対応、連結修正仕訳の作業時間を半減し業務効率が向上
PR TIMES より
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記事の要約
- Food Innovators JapanがmultibookのIFRS 16号対応機能を導入
- 連結修正仕訳の作業時間が40時間から20時間に短縮
- シンガポール証券取引所への上場を実現
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Food Innovators JapanによるmultibookのIFRS 16号リース資産管理導入
株式会社マルチブックは、Food Innovators Japan(FIJ)にIFRS16号リース資産管理対応のmultibookを2024年11月14日に導入したことを発表した。FIJはシンガポールに本社を構え日本食のニーズが高いシンガポール、マレーシア、日本にわたり自社運営のレストラン事業と店舗物件のサブリース事業を展開している。[1]
FIJでは従来Excelで行っていたリース契約の割引現在価値計算や減価償却費、支払利息の算定を含む一連のプロセスが大きな負担となっていた。multibookの導入により作業時間が40時間から20時間に半減し、計算作業の属人化も解消されたことで、会計知識があれば標準的に操作可能な環境が整備された。
監査法人による監査においてもIFRS基準に即したプロセスが確立されたことでエビデンスの確認が容易になり、監査の透明性と効率性が大幅に向上した。2024年10月にシンガポール証券取引所への上場を果たしたFIJは、今後も毎月のデータ入力体制を強化し作業時間の更なる短縮を目指している。
multibookのIFRS 16号リース資産管理機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
導入企業 | Food Innovators Japan |
主な機能 | リース契約の割引現在価値計算、減価償却費計算、支払利息算定 |
作業時間の短縮 | 40時間から20時間へ50%削減 |
対応言語 | 12カ国語(日本語、英語、タイ語など) |
導入実績 | 33ヵ国・500社以上 |
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IFRS 16号について
IFRS 16号とは、国際財務報告基準におけるリース取引の会計処理に関する基準であり、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- リース資産とリース負債を貸借対照表に計上
- リース料を減価償却費と支払利息に分解して計上
- 契約の割引現在価値計算が必要
FIJのようなグローバル展開を行う企業にとって、IFRS 16号への対応は上場要件の一つとなっている。特にサブリース事業を展開する企業では、多数のリース契約を管理する必要があるため、システムによる自動化と標準化が重要な課題となっている。
multibookのIFRS 16号対応に関する考察
multibookのIFRS 16号対応機能は、リース資産管理における作業効率の向上と人的依存の解消という二つの課題を解決している。特に監査対応の効率化は、上場企業としての透明性確保において重要な意味を持つため、今後も改良を重ねることで更なる進化が期待できるだろう。
一方で、日本におけるリース会計基準の改正への対応も視野に入れる必要がある。グローバル基準と日本基準の違いを適切に処理できる仕組みの構築や、新基準に対応するための機能拡張が今後の課題となってくるだろう。
ERP市場における競争が激化する中、multibookは多言語対応や豊富な導入実績を強みとしている。今後は人工知能やデータ分析機能の強化により、より高度な会計処理の自動化やビジネスインサイトの提供へと発展することが望まれる。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「Food Innovators Japan、クラウドERP multibook“IFRS 16号リース資産管理”機能を導入 | 株式会社マルチブックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000148.000015843.html, (参照 24-11-15).
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