セキュリティ

SECURITY

公開：2024-11-15

ペンタセキュリティとフューチャースピリッツがCloudbric WMSでAWS WAF運用管理の強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ペンタセキュリティがフューチャースピリッツとパートナーシップを締結
• AWS WAF向け運用管理サービスCloudbric WMSの提供開始
• 企業のWebセキュリティ強化とAWS環境の保護を実現

AWS WAF管理サービスCloudbric WMSの提供開始

ペンタセキュリティ株式会社は2024年11月14日、フューチャースピリッツとAWS WAFに特化した運用管理サービス「Cloudbric WMS for AWS WAF」のパートナーシップ契約を締結したことを発表した。独自開発の攻撃検知エンジンを搭載したこのサービスは、システムのクラウド化が進む中でAWS環境のセキュリティ強化を実現するものである。^[1]

Cloudbric WMS for AWS WAFは、高度な攻撃検知エンジンを備えるだけでなく、セキュリティエキスパートによる24時間365日のモニタリングとサポート体制を完備している。このサービスによって、専門知識やリソースが不足する企業でも、AWS WAFの導入から運用までをスムーズに実施することが可能になるだろう。

フューチャースピリッツは25年以上のサーバーホスティング事業の経験を活かし、AWS環境における包括的なセキュリティソリューションを提供する。両社の協力により、企業のサイバーセキュリティ対策が強化され、より安全なクラウド環境の構築が期待できるのだ。

Cloudbric WMSのサービス概要

Cloudbric WMSの詳細はこちら

Web Application Firewallについて

Web Application Firewall（WAF）とは、Webアプリケーションを保護するためのセキュリティソリューションであり、以下のような特徴を持っている。

• Webアプリケーションへの不正なアクセスやサイバー攻撃を検知・防御
• SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどの攻撃を防止
• リアルタイムでトラフィックを監視し、異常を検知

AWS WAFは、Amazon Web Servicesが提供するマネージドWAFサービスとして高い注目を集めている。Cloudbric WMSはAWS WAFの運用管理を支援し、専門知識がない企業でも高度なセキュリティ対策を実現できる独自の検知エンジンと24時間365日のサポート体制を備えているのだ。

Cloudbric WMSに関する考察

Cloudbric WMSの最大の利点は、AWS WAFの導入から運用までをワンストップで提供する包括的なサポート体制にある。特に中小企業にとって、セキュリティ専門家の採用や育成は大きな課題となっているが、このサービスによってその課題を解決できる可能性が高まっている。

今後の課題として、クラウドサービスの多様化に伴う複雑なセキュリティ要件への対応が挙げられる。マルチクラウド環境での統合的なセキュリティ管理や、新たな攻撃手法への迅速な対応が必要になってくるだろう。解決策としては、AIを活用した攻撃検知の強化や、他のクラウドプラットフォームへのサービス拡張が考えられる。

将来的には、ゼロトラストセキュリティやコンテナセキュリティなど、新しいセキュリティパラダイムへの対応も重要になってくる。特にマイクロサービスアーキテクチャの普及に伴い、より細かな粒度でのセキュリティ制御が求められるようになるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ペンタセキュリティ、フューチャースピリッツとAWS WAFに特化した運用管理サービス「Cloudbric WMS」のパートナーシップ契約を締結 | ペンタセキュリティ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000032363.html, (参照 24-11-15).

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