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公開：2024-11-20

PowerShell 7.5 RC-1が.NET 9ベースで登場、PSResourceGetのACR対応とPSReadLineの更新で機能性が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• PowerShell 7.5 RC-1が.NET 9ベースで公開
• 標準サポート期間が18ヶ月に設定
• 3つの実験的機能が標準機能として統合

PowerShell 7.5 RC-1のリリースと主要機能の追加

MicrosoftはPowerShell 7.5の最初のリリース候補版となるPowerShell 7.5 RC-1を2024年11月18日に公開した。PowerShell 7.5は.NET 9をベースに構築され、18ヶ月間の標準サポートが提供される本番環境での使用が可能なリリースとなっている。^[1]

PowerShell 7.5では、PSResourceGetがAzure Container Registry対応を実現し、コンテナギャラリーとしての利用が可能になった。PSReadLineもバージョン2.3.6へとアップデートされ、ConvertTo-CliXmlおよびConvertFrom-CliXmlという新しいコマンドレットが追加されることになった。

PowerShell 7.2のサポートは2024年11月8日に終了し、PowerShell 7.4が現在のLTSリリースとして2026年11月までサポートされる。セキュリティ、品質、コミュニティの貢献に焦点を当てたマイルストーンとして、さまざまな機能改善やバグ修正が実施されている。

PowerShell 7.5 RC-1の機能まとめ

PSResourceGetについて

PSResourceGetは、PowerShellのパッケージ管理システムで、モジュールやスクリプトなどのリソースを管理するためのツールである。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 複数のリポジトリからのリソース取得に対応
• 依存関係の自動解決機能を搭載
• セキュアなパッケージ配布を実現

PowerShell 7.5では、PSResourceGetがAzure Container Registryをコンテナギャラリーとして利用できるようになり、より柔軟なリソース管理が可能になった。この機能により、組織内でのプライベートなPowerShellモジュールの配布や管理がより効率的になることが期待される。

PowerShell 7.5 RC-1に関する考察

PowerShell 7.5 RC-1における.NET 9ベースの採用は、パフォーマンスと安定性の向上に大きく貢献する可能性がある。特にPSResourceGetのACR対応は、コンテナ化が進む現代のIT環境において、PowerShellリソースの効率的な管理と配布を実現する重要な一歩となるだろう。

今後の課題として、クロスプラットフォーム環境での一貫した動作の確保や、既存のPowerShellスクリプトとの互換性維持が挙げられる。これらの課題に対しては、包括的なテストとコミュニティフィードバックの活用が効果的な解決策となり得るだろう。

PowerShell 7.5の今後の発展に期待される要素として、コンテナ環境との更なる統合やクラウドネイティブな機能の拡充が考えられる。特にAzure関連のサービスとの連携強化は、クラウドインフラストラクチャの管理をより効率的にすることが期待できる。

参考サイト

1. ^ Microsoft Visual Studio. 「PowerShell 7.5 RC-1 is now available」. https://devblogs.microsoft.com/powershell/powershell-7-5-rc-1-is-now-available/, (参照 24-11-20).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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