U-22プログラミング・コンテスト2024最終審査会で経済産業大臣賞が決定、PomPomPatternが総合優勝を飾る

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

U-22プログラミング・コンテスト実行委員会は、2024年11月17日に開催された最終審査会において入選16作品の審査を実施し、各賞の受賞作品を決定した。今回は生成AIを活用した作品や自作デバイスを活用した作品など、バラエティに富んだ作品が多数集まった形だ。^[1]

経済産業大臣賞＜総合＞は、東京都立産業技術高等専門学校の武田和樹による「PomPomPattern-ぽんぽん設計図ジェネレーター-」が栄誉ある受賞を果たしている。テクノロジー部門では「アイヌ語ニューラル機械翻訳アプリ tunci」の五十嵐涼が受賞を飾った。

U-22プログラミング・コンテストは1980年から経済産業省主催で開始され、2014年からは民間に移行して継続している大会である。IT人材の発掘と育成を目的とし、さくらインターネットやサイボウズなど多くの企業が協賛している。

賞の種類	詳細
経済産業大臣賞＜総合＞	PomPomPattern-ぽんぽん設計図ジェネレーター-（武田和樹）
経済産業大臣賞＜テクノロジー＞	アイヌ語ニューラル機械翻訳アプリ「tunci」（五十嵐涼）
経済産業大臣賞＜アイデア＞	きのこを狩るもの（花田勘太郎）
経済産業大臣賞＜プロダクト＞	SHADOW ESCAPE（プリズンブレイク）
副賞	表彰状、トロフィー、50万円

ニューラル機械翻訳とは、人工知能技術を活用した最新の翻訳方式で、以下のような特徴を持っている。

U-22プログラミング・コンテスト2024では、五十嵐涼氏がアイヌ語のニューラル機械翻訳アプリ「tunci」を開発し、経済産業大臣賞＜テクノロジー＞を受賞した。少数言語の保存と活用に向けた技術革新として、高い評価を得ている。

今回のコンテストで特筆すべき点は、生成AIや自作デバイスなど最新技術を活用した作品が多く見られたことである。特にアイヌ語翻訳アプリのような社会的意義の高い作品が評価されたことは、若い世代の技術力と社会課題への意識の高さを示している。

今後の課題として、より多くの学生や若手開発者の参加を促進する仕組みづくりが重要になってくるだろう。特に地方在住の参加者や女性開発者の参加を増やすためには、オンラインでの予選開催や、きめ細かなメンタリング体制の構築が必要になってくる。

将来的には、受賞作品の実用化や商品化に向けたサポート体制の強化も検討すべきである。産学連携をより一層推進し、若手開発者のキャリアパス形成を支援することで、日本のIT人材育成の基盤として、さらなる発展が期待できる。

^ PR TIMES. 「【速報】U-22プログラミング・コンテスト2024最終審査会各賞決定！！ | 一般社団法人ソフトウェア協会のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000156.000013310.html, (参照 24-11-20).
経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html

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