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公開：2024-11-20

THE SEEDがさくらインターネットのLink upに参画、スタートアップ支援体制が強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• THE SEEDがさくらインターネットのLink upに連携VC参画
• スタートアップ向けに環境提供と技術協力を実施
• 3号ファンドで約34億円を運用しIT系スタートアップを支援

THE SEEDのLink up参画でスタートアップ支援が加速

シード投資家THE SEEDは、さくらインターネットが2024年8月19日から開始したスタートアップ共創プログラムLink upに連携VCとして参画することを発表した。Link upでは環境提供、技術協力、事業支援の3つの特典が用意され、スタートアップの事業展開を包括的に支援する体制が整えられている。^[1]

THE SEEDは2018年の設立以来、プレシードやシードステージのIT系スタートアップへの投資を積極的に行ってきた実績がある。現在は約34億円規模の運用を展開しており、スマートコーヒースタンドやバイオスティミュラント資材の研究開発など、多様な分野のスタートアップ約50社に投資を実施している。

3号ファンドの設立を2024年3月に発表し、20代の若手起業家を中心とした支援を展開している。EC、CtoC、ブロックチェーン関連事業、AR/VR、ゲーム関連事業など幅広い分野のスタートアップを投資対象としており、日本のスタートアップエコシステムの発展に貢献している。

Link upの支援内容まとめ

ベンチャーキャピタルについて

ベンチャーキャピタルとは、成長性の高い未上場企業に投資を行う投資会社のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 高成長が期待されるスタートアップ企業への投資
• 資金提供だけでなく経営支援も実施
• シード期からレイターステージまで幅広い投資段階

THE SEEDはプレシード、シードステージでの投資実行を主軸に据えており、特に20代の若手起業家への支援に注力している。約34億円規模の運用資金を活用し、IT系スタートアップを中心に約50社への創業投資を実施しており、日本のスタートアップエコシステムの重要な担い手となっている。

Link upのスタートアップ支援に関する考察

Link upによるスタートアップ支援は、さくらインターネットのデジタルインフラと連携VCの投資機能を組み合わせることで、より包括的な支援体制を構築している点が評価できる。スタートアップ企業にとって、インフラ面での支援と資金面での支援を同時に受けられることは、事業展開のスピードを加速させる大きな要因となるだろう。

一方で、支援プログラムの規模が拡大するにつれて、個々のスタートアップに対するきめ細かな支援が難しくなる可能性がある。このような課題に対しては、支援内容の標準化やメンタリング体制の強化など、スケーラブルな支援体制の構築が必要となってくるはずだ。

今後は、デジタルインフラの提供にとどまらず、スタートアップ同士の協業促進や、さくらインターネットが持つ技術力を活用した新規事業創出支援など、より広範な支援メニューの展開が期待される。Link upを通じて、日本のスタートアップエコシステムがより一層活性化することが望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「プレシード・シードVCのTHE SEED、さくらインターネットのスタートアップ共創プログラム「Link up」に連携VCとして参画 | ザシードキャピタル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000035974.html, (参照 24-11-20).

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