西東京バスが落とし物クラウドfindを導入、LINEでの24時間お忘れ物問い合わせが可能に

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

西東京バスが「落とし物クラウドfind」を導入
LINEでの24時間お忘れ物問い合わせが可能に
京王グループ内で事業間連携の初の取り組み

西東京バスの「落とし物クラウドfind」導入による利便性向上

西東京バス株式会社は、2024年8月13日より「落とし物クラウドfind」を導入し、LINEでのお忘れ物問い合わせサービスを開始すると発表した。このサービスは株式会社findが提供するもので、京王電鉄株式会社の「KEIO OPEN INNOVATION PROGRAM」から生まれたものだ。^[1]

新サービスの導入により、お客様は西東京バスでのお忘れ物をLINEから24時間問い合わせることが可能になる。加えて、遺失物対応を行うスタッフ向けの業務用アプリも導入され、お忘れ物に関わる業務負担の軽減が図られている。

京王電鉄は、「find」を導入した京王グループのLINEによるお忘れ物のお問い合わせをサポートする。これは京王グループ内での事業間の垣根を超えた初の取り組みとなり、グループ全体でのサービス向上を目指している。

「落とし物クラウドfind」の主な特徴

	問い合わせ方法	対応時間	対象範囲	主なメリット
利用者側	LINE	24時間	西東京バスの路線バス・高速バス	気軽に問い合わせ可能
事業者側	専用アプリ	9:00～19:00	全てのお忘れ物	業務負担の軽減
システム特性	AIを活用	常時稼働	グループ会社間で連携可能	高速検索・正確な照合

落とし物クラウドfindの今後の展開に関する考察

落とし物クラウドfindの導入は、公共交通機関における顧客サービスの新たな標準となる可能性がある。今後、他の交通事業者や商業施設などへの導入が進むことで、利用者はより広範囲で統一されたサービスを受けられるようになるだろう。一方で、個人情報の取り扱いや、AIの判断ミスによる問題が発生する可能性もあり、セキュリティ対策と運用ガイドラインの整備が課題となる。

findシステムの今後の機能拡張としては、画像認識技術の導入が期待される。利用者が落とし物の写真をアップロードすることで、より正確な照合が可能になるかもしれない。また、ブロックチェーン技術を活用した落とし物の追跡システムの導入も、透明性と信頼性の向上につながる可能性がある。

長期的には、findのようなサービスが様々な事業者間で連携することで、「どこで落としたかわからない」という問題にも対応できるようになるだろう。これにより、利用者の利便性が飛躍的に向上し、社会全体の遺失物管理システムの効率化につながることが期待される。同時に、AIの進化により、落とし物の予防や、忘れ物をしやすい人へのパーソナライズされたリマインドサービスなど、新たな価値創造の可能性も広がっていくだろう。