Windows 11最新ビルドがリリース、OneDriveのシームレス連携機能とパスキー対応APIを実装し操作性が向上
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記事の要約
- Windows 11 Insider Preview Build 22635.4515がBetaチャネルでリリース
- OneDriveファイルのシームレスな端末間連携機能を追加
- 第三者機関によるパスキー提供のためのAPI対応を実装
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Windows 11 Build 22635.4515の新機能とセキュリティ強化
MicrosoftはWindows 11 Insider Preview Build 22635.4515を2024年11月22日にBetaチャネルにリリースした。本アップデートでは、OneDriveファイルをスマートフォンからWindows 11 PCへワンクリックで継続作業できる機能が追加され、デバイス間でのファイル操作の利便性が向上している。[1]
OneDriveの新機能は、スマートフォンで最後に閲覧または編集したファイルをPCのロック解除から5分以内に検知し、継続作業の通知を表示することが可能になった。この機能はWordドキュメント、Excelスプレッドシート、PowerPointプレゼンテーション、OneNoteノート、PDFファイルに対応しており、個人向けMicrosoftアカウントでの利用に限定されている。
さらに、パスワードレスの未来に向けた取り組みとして、第三者機関によるパスキー提供のためのWebAuthn Plugin Authenticator APIを実装した。このAPIにより、Windows Hello認証メカニズムを活用しながら、サードパーティのパスキープロバイダーがWindowsネイティブのパスキープロバイダーと並行して利用可能になるだろう。
Windows 11 Build 22635.4515の機能まとめ
機能 | 詳細 |
---|---|
OneDriveファイル連携 | スマートフォンからPCへのシームレスな作業継続が可能 |
対応ファイル形式 | Word、Excel、PowerPoint、OneNote、PDF |
利用条件 | 個人向けMicrosoftアカウントのみ対応 |
パスキー機能 | サードパーティプロバイダーのAPI対応を実装 |
その他の改善 | スタートメニューでのファイル共有機能、拡大鏡のショートカットキー追加 |
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パスキーについて
パスキーとは、パスワードレス認証を実現するための次世代認証技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 生体認証やPINコードを使用した安全な認証が可能
- フィッシング攻撃やパスワード漏洩のリスクを大幅に低減
- 複数のデバイスやプラットフォーム間での相互運用性を確保
Windows 11の新機能では、サードパーティのパスキープロバイダーがWindows Hello認証メカニズムを活用できるようになった。これにより、ユーザーは使い慣れた認証インターフェースを保ちながら、より柔軟なパスキーの選択肢を得ることが可能になる。
Windows 11 Build 22635.4515に関する考察
OneDriveファイルのシームレスな端末間連携機能は、ハイブリッドワークの効率化に大きく貢献する可能性がある。特にスマートフォンで確認したドキュメントをPCで即座に編集できる点は、業務の連続性を高める重要な機能だ。ただし、個人向けMicrosoftアカウントのみの対応は、ビジネスユーザーにとって制限となる可能性がある。
パスキー対応の拡大は、セキュリティとユーザビリティの両立という観点で重要な一歩となる。サードパーティプロバイダーのAPIサポートにより、ユーザーは好みのパスキーマネージャーを選択できるようになり、パスワードレス認証の普及が加速するだろう。Windows Helloとの統合により、既存の認証体験を損なうことなく新しい認証方式への移行が可能になる。
今後は、法人アカウントでのOneDriveファイル連携機能の提供や、より多くのファイル形式への対応拡大が期待される。また、パスキー機能については、サードパーティプロバイダーのエコシステム構築と、ユーザー教育の充実が重要な課題となるだろう。
参考サイト
- ^ Windows Blog. 「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22635.4515 (Beta Channel)」. https://blogs.windows.com/windows-insider/2024/11/22/announcing-windows-11-insider-preview-build-22635-4515-beta-channel/, (参照 24-11-24).
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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