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公開：2024-11-24

Visual Studio 2022 v17.12がエラーリストとコード検索機能を強化、開発者の生産性向上を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Visual Studio 2022 v17.12がエラーリストのコピー機能を改善
• コード検索ウィンドウのドッキングとライン移動に対応
• Visual Studioインスタンス間でのファイルコピーが可能に

Visual Studio 2022 v17.12のユーザビリティ向上アップデート

Microsoftは開発者の生産性向上を目指し、Visual Studio 2022の第12回アップデートとなるv17.12を2024年11月21日にリリースした。このバージョンではエラーリストからの説明テキストのコピーが容易になり、Ctrl+Cで直接エラー内容をコピーできるようになったことで、開発者のトラブルシューティングの効率が大幅に向上している。^[1]

コード検索機能においては、特定の行番号への素早いジャンプ機能が実装され、ファイル名とコロンを使用した直接的なライン指定が可能になった。この機能によってコードナビゲーションの手間が大きく削減され、開発者は目的の箇所へ迅速にアクセスできるようになっている。

さらにコード検索ウィンドウのドッキング機能が追加され、Solution Explorerなどと同様にウィンドウの配置をカスタマイズできるようになった。プレビューパネルの位置も検索ウィンドウのサイズに応じて自動調整されるため、より快適な開発環境を構築することが可能になっている。

Visual Studio 2022 v17.12の新機能まとめ

マルチプロジェクト起動設定について

マルチプロジェクト起動設定とは、複数のプロジェクトを含むソリューション内で、特定のプロジェクトのデバッグ状態を事前に定義し保存できる機能のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 複数プロジェクトの起動状態を設定可能
• デバッグプロファイルとして保存が可能
• チーム間での設定共有に対応

Visual Studio 2022 v17.12では、このマルチプロジェクト起動設定によって複雑なソリューションの取り扱いが容易になっている。開発チーム内での設定共有が可能になったことで、統一された開発環境でのデバッグ作業が実現し、効率的なプロジェクト管理が可能になっている。

Visual Studio 2022 v17.12に関する考察

Visual Studio 2022 v17.12におけるエラーリストのコピー機能の改善は、開発者の日常的なトラブルシューティングの効率を大きく向上させる重要な進化となっている。特にウェブ検索との連携を考慮した機能設計は、現代のソフトウェア開発における情報収集の実態に即した改善であり、開発者の作業フローを自然な形で支援することが期待できるだろう。

コード検索ウィンドウのドッキング機能の追加は、開発者の作業環境のカスタマイズ性を高める一方で、ウィンドウ管理の複雑さを増加させる可能性がある。しかし、プレビューパネルの自動調整機能との組み合わせによって、画面スペースの効率的な活用が可能になり、大規模なプロジェクトにおける開発効率の向上につながるはずだ。

マルチプロジェクト起動設定の実装は、チーム開発における環境統一の観点から重要な機能追加となっている。今後は設定の自動同期やクラウドベースの共有機能など、よりシームレスな協業を支援する機能の追加が望まれる。Visual Studioの進化は、現代のソフトウェア開発における複雑な要求に応える方向に着実に進んでいるようだ。

参考サイト

1. ^ Microsoft Visual Studio. 「Making you more productive with Visual Studio v17.12 - Visual Studio Blog」. https://devblogs.microsoft.com/visualstudio/making-you-more-productive-with-visual-studio-v17-12/, (参照 24-11-24).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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