公開:

【CVE-2024-30424】WordPress用Beaver Builder Addonsにクロスサイトスクリプティングの脆弱性、バージョン1.3.4以前が影響を受ける状態に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPress用Beaver Builder Addonsに脆弱性が発見
  • バージョン1.3.4以前が影響を受けるXSS脆弱性
  • CVSS 3.1スコアは6.5でミディアムレベルの深刻度

WordPress用Beaver Builder Addonsに発見されたXSS脆弱性

WPZOOMが開発するWordPress用プラグイン「Beaver Builder Addons by WPZOOM」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が発見され、2024年11月19日に公開された。この脆弱性はバージョン1.3.4以前に影響を与えるストアドXSSの問題であり、CVE-2024-30424として識別されている。[1]

この脆弱性はCWE-79(Improper Neutralization of Input During Web Page Generation)に分類され、Webページ生成時の入力の不適切な無害化が原因となっている。CVSSスコアは6.5(MEDIUM)であり、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いとされている。

対策としてバージョン1.3.5へのアップデートが提供されており、影響を受ける可能性のあるユーザーは速やかな更新が推奨される。この脆弱性はPatchstackのAllianceメンバーであるKhalid Yusufによって発見され、適切な対応が行われた。

WordPress用Beaver Builder Addonsの脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-30424
影響を受けるバージョン 1.3.4以前
脆弱性の種類 クロスサイトスクリプティング(XSS)
CVSSスコア 6.5(MEDIUM)
CWE分類 CWE-79(Webページ生成時の入力の不適切な無害化)
修正バージョン 1.3.5

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションに存在する脆弱性の一種であり、攻撃者が悪意のあるスクリプトを注入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • Webサイト上で悪意のあるスクリプトを実行可能
  • ユーザーのセッション情報や個人情報の窃取が可能
  • 偽装されたコンテンツの表示やリダイレクトが可能

XSSの脆弱性は、適切な入力値のバリデーションやサニタイズ処理が実装されていない場合に発生する可能性が高い。WordPress用Beaver Builder Addonsの場合、バージョン1.3.4以前ではユーザー入力の処理が不適切であり、攻撃者が悪意のあるスクリプトを埋め込むことができる状態だった。

WordPress用Beaver Builder Addonsの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、広く利用されているプラットフォームだけに影響が大きくなる可能性が高い。Beaver Builder Addonsの場合、ストアドXSSという永続的な攻撃が可能な脆弱性であり、一度埋め込まれた悪意のあるスクリプトが継続的に実行される危険性があるだろう。

今後はプラグイン開発時におけるセキュリティテストの強化が重要になるだろう。特にユーザー入力を扱う機能については、徹底的な入力値の検証とサニタイズ処理の実装が必要になるはずだ。

また、プラグインの更新管理の自動化やセキュリティチェックの定期的な実施など、運用面での対策も重要となる。WordPressサイトの管理者は、プラグインの更新状況を常に把握し、脆弱性情報の収集と迅速な対応ができる体制を整える必要があるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-30424, (参照 24-11-27).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「セキュリティ」に関するコラム一覧「セキュリティ」に関するニュース一覧
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。