ArchedaとGreen Carbonが衛星データ活用型カーボンクレジットソリューションをCOP29で発表、AWD方法論による温室効果ガス削減へ前進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

ArchedaがAWD方法論による適地選定ソリューションを開発
Green Carbonとの共同プロジェクトをCOP29で発表
衛星データとAI技術でカーボンクレジットの信頼性向上へ

カーボンクレジット創出に向けた衛星データ活用ソリューションの開発

株式会社Archedaは、AWD方法論によるカーボンクレジットプロジェクト創出のための適地選定を行う解析ソリューションを開発し、2024年11月14日にアゼルバイジャン共和国・バクーで開催されたCOP29にてGreen Carbon社と共同発表を行った。このソリューションは衛星データと独自AIを活用することで、効率的なプロジェクトの適地選定を実現している。^[1]

Green Carbon社はCOP29のジャパン・パビリオンにおいて、JAXAが主催する「ボランタリークレジットにおける地球観測衛星データの利用」に登壇し、水田プロジェクトにおける衛星データ活用事例として本ソリューションを紹介した。フィリピンでのAWDプロジェクトを対象とした解析結果も併せて発表されている。

両社は今後も品質の高いクレジット創出の実現とプロジェクトサイトの拡大に向けて協力体制を強化していく方針だ。国内の水田においては2024年度に約40,000haまで規模を拡大する予定で、約100,000tのクレジット創出を目指している。

カーボンクレジットプロジェクトの概要

項目	詳細
開発企業	株式会社Archeda
協力企業	Green Carbon株式会社
発表イベント	COP29（アゼルバイジャン・バクー）
発表日	2024年11月14日
対象地域	フィリピン（AWDプロジェクト）
2024年度目標	約40,000ha（約100,000tのクレジット）

AWDについて

AWD（間断灌漑）とは、水田の水位を目安に数日おきに入水と自然乾燥を繰り返す農業技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

水田の水位管理による効率的な灌漑手法
連続的な入水と比較して水使用量を削減可能
水資源の保全に貢献する持続可能な農業技術

Green Carbon社は本技術を活用し、国内の水田において2023年度に日本初となる約6,220tの水田J-クレジット認証を取得している。同社は2024年度に規模を約40,000haまで拡大し、約100,000tのクレジット創出を目指すなど、水田での温室効果ガス削減に向けた取り組みを積極的に推進している。

参考サイト

^ PR TIMES. 「Archeda、COP29にてAWD方法論によるカーボンクレジット創出のための適地選定ソリューションをGreen Carbon社と共同発表 | 株式会社Archedaのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000110822.html, (参照 24-11-27).

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