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公開：2024-08-07

ドウシシャがORION Bluetooth搭載CDホーンスピーカーSMS4BTを発表、小音量でも明瞭な歌声再生を実現

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• ドウシシャがCDホーンスピーカーを発売
• ホーンスピーカーで歌声を明瞭に再生
• Bluetooth接続やFMラジオ機能を搭載

ORIONのBluetooth搭載CDホーンスピーカーSMS4BTの特徴

株式会社ドウシシャは、「ORION Bluetooth搭載CDホーンスピーカー SMS4BT」を2024年8月16日より順次発送すると発表した。このスピーカーは、指向性の強い金属製ホーンスピーカーを採用しており、小音量でも歌声が明瞭に聞こえる特徴を持つ。独自チューニングにより、人の声が前面に押し出されるよう設計されている。^[1]

本製品の筐体には共振に強いMDF材を使用し、表面はピアノブラック仕上げで高級感を演出している。操作パネルやボリュームつまみにはアルミ削り出し材を採用し、大人向けオーディオとしての質感を高めている。CD再生機能に加え、Bluetooth接続によるスマートフォンからの音楽再生やUSBメモリーからのMP3データ再生にも対応している。

さらに、FM補完放送対応のデジタルチューナーを搭載し、20局のプリセットが可能なFMラジオ機能も備えている。音質面では5プリセットイコライザー、ラウドネス機能、低音域を増幅するDBB機能など、多彩な音質調整オプションを提供している。外部入力端子やヘッドホン出力端子も装備し、幅広い使用シーンに対応できる設計となっている。

ORION Bluetooth搭載CDホーンスピーカー SMS4BTの主な仕様

ホーンスピーカーについて

ホーンスピーカーとは、音を効率的に空間に放射するために設計された特殊な形状のスピーカーのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 指向性が強く、特定の方向に音を集中して放射できる
• 音の減衰が少なく、遠くまで音を届けることが可能
• 高い音圧レベルを実現し、クリアな音質を提供できる

ホーンスピーカーは、音源からの音波を効率的に空気中に放射するため、一般的なコーン型スピーカーよりも高い音響効率を持つ。この特性により、小さな入力でも大きな音量を得ることができ、特に中高音域での明瞭度が高いという特徴がある。ORIONのCDホーンスピーカーSMS4BTでは、この特性を活かしてボーカルの再生に特化した設計を行っている。

ORIONのCDホーンスピーカーに関する考察

ORIONのCDホーンスピーカーSMS4BTは、アナログ的な温かみとデジタルの利便性を融合させた製品だが、今後の課題としてデジタルストリーミングサービスとの連携が挙げられる。スマートスピーカーの普及により、ユーザーの音楽聴取習慣が変化している中、CDプレーヤー搭載機器の需要が減少する可能性があるだろう。一方で、高音質志向のユーザーにとっては、物理メディアの再生機能は依然として魅力的な要素となっている。

将来的には、ハイレゾ音源の再生対応やWi-Fi接続によるネットワークオーディオ機能の追加が望まれる。これにより、より幅広い音源フォーマットに対応し、ユーザーの選択肢を増やすことができるだろう。また、スマートフォンアプリとの連携を強化し、詳細な音質調整やプレイリスト管理機能を提供することで、より柔軟な音楽体験を実現できる可能性がある。

ホーンスピーカーの特性を活かした製品開発は、オーディオ市場に新たな価値を提供する可能性を秘めている。特に、空間オーディオやバーチャルサラウンド技術との組み合わせにより、コンパクトな筐体でありながら立体的な音場を再現するような革新的な製品が登場することも期待できる。ドウシシャには、今後もユーザーの聴取体験を重視した製品開発を続けてほしい。

参考サイト

1. ^ ドウシシャ. 「一人時間を楽しむ大人向けオーディオ「ORION Bluetooth®搭載 CD ホーンスピーカーSMS4BT」を発売 」. https://www.doshisha.co.jp/dcs/wp-content/uploads/2024/08/240806.pdf, (参照 24-08-07).

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