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公開：2024-08-14

アディッシュが文科省委託事業を受託、青少年のネット安全利用推進へ啓発活動を展開

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• アディッシュが文科省委託事業を受託
• 小学生・青少年のネット安全利用を推進
• シンポジウムやフォーラムで啓発活動を実施

アディッシュの青少年ネット安全利用推進事業

アディッシュ株式会社とアディッシュプラス株式会社は、文部科学省委託事業「令和6年度青少年を取り巻く有害環境対策の推進（ネット上の有害環境から子供を守るための推進体制の構築）」に参画することを2024年8月13日に発表した。両社は「ネットモラルキャラバン隊」「ネット対策地域モデル事業」の双方において、アディッシュコンソーシアムの団体名で活動を行う予定だ。^[1]

この事業の目的は、インターネット上の違法・有害情報サイトを通じた犯罪やいじめ等から青少年を守るため、保護者と青少年に直接働きかける啓発と教育活動を推進することにある。アディッシュグループは「子どもたちが健全にインターネットを活用できる環境を目指して」を事業ミッションに掲げ、ネットパトロールやSNS相談・通報サービス、ICT教育プログラムなどを展開している。

具体的な活動内容として、青少年や保護者、教職員向けに対話型シンポジウムやフォーラムを開催し、生成AI技術に関する内容や現状の課題に触れながら、新技術を活用する際のマナーやリテラシーを考える機会を提供する。また、低年齢層の子どもを持つ保護者や教職員向けにインターネットの有害環境に関する知識を深めるワークショップなども計画されている。

アディッシュの青少年ネット安全利用推進事業まとめ

ネット上の有害環境について

ネット上の有害環境とは、インターネット上に存在する青少年の健全な成長を阻害する可能性のある情報や環境のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 違法・有害情報サイトを通じた犯罪やいじめのリスク
• SNS上での偽・誤情報の拡散
• 青少年が容易にアクセス可能な不適切なコンテンツの存在

文部科学省の委託事業では、こうしたネット上の有害環境から子どもたちを守るための推進体制の構築を目指している。アディッシュコンソーシアムによる活動は、シンポジウムやフォーラムの開催を通じて、小学生や青少年、保護者に直接的な啓発を行い、家庭でのルール作りやフィルタリングの有効活用など、具体的な対策の促進を図るものとなっている。

青少年のネット安全利用推進に関する考察

アディッシュコンソーシアムによる文部科学省委託事業への参画は、青少年のネット安全利用推進において重要な一歩だ。特に、生成AI技術やSNSの正しい使い方に関するリテラシー講演は、急速に変化するデジタル環境に対応する上で非常に有意義だろう。ただし、技術の進化に伴い新たな脅威が次々と出現する可能性があり、常に最新の動向を把握し、啓発内容を更新し続ける必要があるだろう。

今後の課題として、保護者や教職員のデジタルリテラシー向上も重要な焦点となるだろう。子どもたちを指導する立場の大人たちが、最新のデジタル技術やオンラインの脅威について十分な理解を持つことが、効果的な保護と教育につながる。アディッシュコンソーシアムには、子どもたちだけでなく、保護者や教職員向けの専門的な研修プログラムの開発も期待したい。

さらに、この取り組みを持続可能なものにするためには、学校、家庭、地域社会、そしてIT企業など、多様なステークホルダーとの連携が不可欠だ。アディッシュコンソーシアムには、これらの関係者を巻き込んだ包括的なネットワークの構築と、長期的視点に立った青少年保護戦略の立案を期待する。継続的な取り組みこそが、真の意味でのデジタル社会における青少年の安全を実現する鍵となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「文部科学省委託事業「令和6年度青少年を取り巻く有害環境対策の推進（ネット上の有害環境から子供を守るための推進体制の構築）」を受託 | アディッシュ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000029662.html, (参照 24-08-14).

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