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公開：2024-08-20

SORABOTがMATRICE300RTK対応ドローンポートを発表、上空LTEで広域無人飛行が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• SORABOTがMATRICE300RTK対応ドローンポートを発表
• 上空LTE対応で広域の無人飛行が可能に
• 遠隔操作による効率的な点検・監視業務を実現

SORABOTがDJI MATRICE300RTK対応ドローンポートを発表

合同会社SORABOTは、DJI製の産業用ドローンMATRICE300RTKおよびMATRICE350RTKに対応可能なドローンポート「DroneNest D135」の提供を2024年8月19日に開始した。上空LTE対応により、従来のドローンポートでは難しかった広域での無人飛行が可能となり、遠隔地からの運用効率が大幅に向上している。^[1]

DroneNest D135は、ドローンの自動充電と遠隔運用を可能にし、現地無人運用の効率を飛躍的に向上させる技術だ。MATRICE300RTKはカスタム対応により上空LTEに対応可能であり、操縦器の電波が途切れる山間部や建物の裏手でも安定した飛行が可能となる。これにより、土木建築、インフラ点検、警備業務など幅広い分野での活用が期待されている。

SORABOTは、この技術を通じて高所作業や遠方にある施設の点検、施設の巡回監視等、省人化を進めるべき業務にDroneNestの導入を広げる方針だ。作業の安全性・正確性の向上と業務の効率化の実現を目指し、今後のさらなるドローン利活用の高度化にも寄与するものと考えられている。

DroneNest D135の特徴まとめ

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上空LTEについて

上空LTEとは、地上のLTE通信網を上空のドローンでも利用可能にする技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 従来の無線通信よりも広範囲での通信が可能
• 建物や地形の影響を受けにくい安定した通信
• 高速データ通信によるリアルタイムの映像伝送が可能

SORABOTのDroneNest D135は、この上空LTE技術を活用することで、従来のドローンポートでは難しかった広域での無人飛行を実現している。MATRICE300RTKはカスタム対応により上空LTEに対応可能であり、操縦器の電波が途切れる山間部や建物の裏手でも安定した飛行が可能となる。これにより、遠隔地からの効率的な点検・監視業務が実現可能となった。

DroneNest D135に関する考察

DroneNest D135の導入により、ドローンを活用した業務の効率化と安全性の向上が期待できる。特に、人の立ち入りが困難な場所や広大な施設の点検・監視業務において、その効果は顕著だろう。一方で、プライバシーの問題や航空法などの法規制との整合性については、今後も慎重な検討が必要となるだろう。

技術面では、上空LTEの安定性や通信速度の更なる向上が課題となる可能性がある。山間部や電波の届きにくい場所での運用時に、通信が途切れるリスクは依然として存在するため、バックアップシステムの開発や、より高度な通信技術の導入が求められるかもしれない。また、長時間飛行を可能にするバッテリー技術の進化も、今後の発展に不可欠だろう。

DroneNest D135の今後の展開としては、AI技術との連携による自律飛行の実現や、複数のドローンを同時に運用するスウォーム技術の導入が期待される。さらに、5G通信への対応や、より高度なセンサー技術の搭載により、点検・監視業務の質が飛躍的に向上する可能性もある。SORABOTには、これらの技術革新を積極的に取り入れ、ドローン業界のさらなる発展に貢献することを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「上空LTE対応ドローンによる無人運用を実現！DJI MATRICE300RTKのドローンポート対応開始。遠隔無人運用による広域飛行を可能に | 合同会社SORABOT のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000111543.html, (参照 24-08-20).

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