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公開：2024-08-24

開志専門職大学と新潟県内企業が新商品開発、15案採用で実践的な学びを提供

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 開志専門職大学が学生と企業で新商品開発
• 15案が採用され商品化に向けプロジェクト始動
• 実践的な学びで即戦力人材を育成

開志専門職大学と新潟県内企業の新商品開発プロジェクト

ＮＳＧグループ学校法人新潟総合学院開志専門職大学は、2024年7月30日に事業創造学部「商品開発実習」において、学生が考案した新商品企画案のプレゼンテーションを実施した。新潟県内の協力企業6社に対して行われたこのプレゼンテーションでは、39案の中から15案が採用され、実際の商品化に向けてプロジェクトが始動することになった。^[1]

この「商品開発実習」は、開志専門職大学の特徴である「長期企業内実習」の導入として位置づけられており、商品企画の立案から販売促進計画の実行、利益計画の策定までをグループワークを通じて学修する科目だ。学生たちは2024年5月に開催された県内協力企業6社からの依頼をもとに、新商品企画案を作成し、約2か月後にプレゼンテーションを行った。

採用された企画案には、新潟かがやき農業協同組合向けの「ルレクチェパイ」や「タルトタタン 小さなルレクチェタルト」、株式会社鈴木コーヒー向けの「ゆきむろカフェかすてら」などが含まれている。これらの企画は、各企業の担当者によって売れる商品であるか、製造可能であるか、企画として面白さがあるかという3点で審査され、選ばれたものだ。

開志専門職大学の新商品開発プロジェクトまとめ

事業創造学部についてはこちら

長期企業内実習について

長期企業内実習とは、開志専門職大学の特徴的な教育プログラムの一つで、学生が在学中に600時間（約5カ月）以上にわたって企業内で実践的な経験を積むことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 実際の企業環境での長期間の実習経験
• 理論と実践を結びつける機会の提供
• 即戦力となる人材育成を目指す

開志専門職大学では、この長期企業内実習を通じて、学生が実際の商品開発プロセスを体験しながら学ぶことができる。大学と企業が密接に連携することで、理論だけでなく実践的なスキルを身につけた人材を育成し、卒業後すぐに活躍できる即戦力を生み出すことを目指している。

開志専門職大学の商品開発プロジェクトに関する考察

開志専門職大学の商品開発プロジェクトは、学生に実践的な経験を提供する点で非常に優れている。実際の企業と連携し、市場ニーズに基づいた商品企画を行うことで、学生たちは理論だけでなく実務スキルも身につけることができる。また、プレゼンテーションを通じて、自らのアイデアを効果的に伝える能力も養うことができるだろう。

一方で、今後の課題として、採用された企画案が実際の商品化までたどり着けるかという点が挙げられる。学生の斬新なアイデアと企業の実現可能性のバランスをとることが重要になってくるだろう。この課題に対しては、企業側のメンターシップ制度を強化したり、商品化プロセスにおいても学生が関与できる仕組みを作ったりすることで、より実践的な学びを提供できる可能性がある。

今後の展望としては、このプロジェクトをさらに発展させ、地域活性化や地域ブランディングにも貢献できるようになることが期待される。新潟の特産品や文化を活かした商品開発を通じて、学生たちが地域経済の発展に寄与する機会を提供することで、大学と地域社会との結びつきがより強くなるだろう。また、このような産学連携の取り組みが他の大学にも広がることで、日本の高等教育全体の質の向上にもつながる可能性がある。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【開志専門職大学の学生×新潟県内企業で新商品を開発！】 事業創造学部「商品開発実習」にて、協力企業6社へ学生から企画案のプレゼンを実施。15案が採用されました！ | 株式会社NSGホールディングスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001457.000032951.html, (参照 24-08-24).

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