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ミサワホームがキッズデザイン賞で18年連続受賞、SMART STYLE Roomieと保育空間プロジェクトが評価

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ミサワホームがキッズデザイン賞で18年連続受賞、SMART STYLE Roomieと保育空間プロジェクトが評価

PR TIMES より


記事の要約

  • ミサワホームが第18回キッズデザイン賞で3点受賞
  • SMART STYLE Roomieの大屋根タイプと平屋蔵タイプが受賞
  • 子どもの身体活動検証プロジェクトも受賞

ミサワホームがキッズデザイン賞で18年連続受賞を達成

ミサワホーム株式会社は、第18回キッズデザイン賞において戸建住宅2点と保育園での子どもの身体活動の検証プロジェクト1点の合計3点で受賞した。この受賞により、ミサワホームは同賞を18年連続で受賞し、累計受賞数は68点に達している。キッズデザイン賞は、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が主催し、経済産業省、内閣府、消費者庁が後援する賞である。[1]

受賞した戸建住宅「SMART STYLE Roomie」の大屋根タイプは、特徴的な屋根形状を活かした「上下空間連続設計」を提案している。この設計により、1階のリビングと2階の「マルチコモンズ」が勾配天井を介してつながり、家族の触れ合いを生む空間を実現している。また、中庭空間「エントランスガーデン」は、防犯とプライバシーに配慮しつつ、子どもが安心して外遊びできる環境を提供している。

一方、「平屋蔵タイプ」は大空間LDKと屋外をシームレスにつなげ、家族のふれあいを育む設計を特徴としている。仕事や趣味に集中しながら家族とほどよくつながる空間を複数取り入れ、効率的な収納計画や家事動線によって、暮らしのON/OFFの切り替えと余暇時間の創出を可能にしている。これらの特徴により、ミレニアル世代の共働き世帯のニーズに応える住宅設計を実現している。

ミサワホームのキッズデザイン賞受賞製品まとめ

SMART STYLE Roomie 大屋根タイプ SMART STYLE Roomie 平屋蔵タイプ 子どもの身体活動検証プロジェクト
主な特徴 上下空間連続設計 大空間LDKと屋外の連携 保育空間デザインの改善
ターゲット ミレニアル世代の共働き世帯 ミレニアル世代の共働き世帯 保育園児
独自の空間 マルチコモンズ、エントランスガーデン 複数の集中空間 遊戯室、廊下の活用
主な効果 家族の触れ合い促進、安全な外遊び 家事効率向上、余暇時間創出 室内活動量の増加

LCCM住宅について

LCCM住宅とは、ライフサイクルカーボンマイナス住宅の略称であり、住宅の建設から解体・廃棄までのライフサイクル全体で排出されるCO2量を、太陽光発電などによる創エネルギーで相殺し、マイナスにする住宅のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 高い省エネ性能と再生可能エネルギーの活用
  • 長寿命設計による建て替え回数の削減
  • 環境負荷の少ない建材の使用

ミサワホームの「SMART STYLE Roomie」大屋根タイプは、特徴的な大屋根形態の「ミニマルECOフォルム」により、大容量の太陽光パネルを搭載し、コンパクトな床面積でもLCCM住宅を実現している。この設計はCO2排出量の削減だけでなく、高天井による豊かな居住空間の実現と、災害時のレジリエンス性能の向上にも寄与している。

ミサワホームのキッズデザイン賞受賞に関する考察

ミサワホームの18年連続キッズデザイン賞受賞は、同社の子育て世帯向け住宅設計への継続的な取り組みと革新性を示している。特に「SMART STYLE Roomie」シリーズは、ミレニアル世代の共働き世帯のニーズを的確に捉え、家族のコミュニケーションと個人の空間を両立させる設計を実現している点が高く評価されたと考えられる。今後は、さらなる技術革新やデジタル化に伴い、スマートホーム機能の統合やIoTデバイスとの連携強化が課題となるだろう。

一方で、子どもの身体活動に関する検証プロジェクトの受賞は、住宅メーカーが建築設計を超えて、子どもの成長環境全体に注目している点で画期的だ。この取り組みは、将来的に保育施設や学校、公共施設の設計にも影響を与える可能性がある。ただし、こうした研究成果を実際の建築設計に反映させるには、コスト面や法規制との調整など、多くの課題が存在する。ミサワホームには、これらの課題を克服し、研究成果を実際の商品開発に効果的に活かすことが求められるだろう。

今後、少子高齢化や環境問題などの社会課題に対応するため、住宅設計はさらに複雑化・高度化することが予想される。ミサワホームには、これまでの受賞実績を基盤に、SDGsやウェルビーイングなどの新たな観点を取り入れた住宅設計の開発が期待される。同時に、AIやビッグデータを活用した個別ニーズへの対応や、リモートワークの普及を見据えた新しい住空間の提案など、社会変化を先取りした革新的な住宅設計の実現に期待が寄せられる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「第18回キッズデザイン賞を受賞 | ミサワホーム株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000071302.html, (参照 24-08-24).
  2. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html
  3. 消費者庁. https://www.caa.go.jp/

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