VR

ブイアール

公開：2024-08-26

メタバースクリエイターズが1.1億円調達、エンタメ×メタバース事業を強化しグローバル展開へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• メタバースクリエイターズが1.1億円を調達
• アミューズなどと連携しエンタメ×メタバース強化
• NPCシステムなどアバター起点のコンテンツ好評

メタバースクリエイターズが1.1億円の資金調達を実施

株式会社メタバースクリエイターズは、NESベンチャーキャピタルをリード投資家とし、新規投資家からの第三者割当増資と金融機関からの融資により、総額約1.1億円のシードラウンドでの資金調達を2024年8月26日に実施した。本ラウンドにはアミューズやSGインキュベートが運営するファンドが参画し、メタバースとエンターテインメントやリアル拠点との連携によるコンテンツ創出を加速させる方針だ。^[1]

メタバースクリエイターズは2023年4月に日本初のメタバースクリエイター専門プロダクションを開始し、VRChatやRoblox、ZEPETOなどのプラットフォームで活躍するトップクリエイターを迎え入れてきた。今回の資金調達により、企業との協業やレベニューシェア型のコンテンツ開発にさらに注力し、メタバースの活用事例を創出していく予定である。

特筆すべき点として、アミューズとの連携によるエンターテインメント領域での展開と、西部ガスグループのSGインキュベートとの北部九州エリアでのリアル×メタバース共創が挙げられる。これらの取り組みを通じて、メタバースクリエイターズは日本発のグローバルコンテンツ創出を目指している。

メタバースクリエイターズの資金調達概要

UGCについて

UGCとは、「User Generated Content（ユーザー生成コンテンツ）」の略称であり、企業側ではなく消費者であるユーザーによって制作・発信されるコンテンツのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ユーザーの創造性と自由度が高い
• 低コストで多様なコンテンツが生成される
• コミュニティ形成やユーザーエンゲージメントの向上に寄与

メタバース市場においてUGCは重要なキーワードとなっている。VRChatやRoblox、ZEPETOなどのUGCメタバースプラットフォームが急成長を遂げており、ユーザーが自らコンテンツを作成し、日々新しい遊び方を発明し続けている。このようなUGC中心のプラットフォームは、メタバース市場の拡大を牽引する重要な要素となっている。

メタバースクリエイターズの資金調達に関する考察

メタバースクリエイターズの資金調達は、日本のメタバース市場の発展において重要な一歩となる可能性が高い。特にアミューズとの連携によるエンターテインメント分野への展開は、既存のIPを活用した新たなメタバースコンテンツの創出につながるだろう。また、西部ガスグループとの協力は、リアルとバーチャルの融合という観点から、地域に根ざしたメタバース活用の可能性を広げる取り組みとして注目される。

一方で、メタバース市場の急速な拡大に伴い、プラットフォーム間の競争激化や技術の急速な進化によるコンテンツの陳腐化が課題となる可能性がある。これらの問題に対しては、継続的な技術投資や多様なパートナーシップの構築、そしてユーザーのニーズを的確に捉えた柔軟なコンテンツ開発が重要になるだろう。メタバースクリエイターズには、クリエイターの育成と支援を通じて、常に最先端のコンテンツを生み出し続ける体制の構築が求められる。

今後、メタバースクリエイターズには、グローバル展開を視野に入れたコンテンツ戦略の強化が期待される。特に、日本のポップカルチャーやエンターテインメントの強みを活かしたユニークなメタバース体験の創出が、国際競争力を高める鍵となるだろう。また、教育やビジネス分野へのメタバース技術の応用など、エンターテインメント以外の領域への展開も視野に入れることで、事業の多角化と成長機会の拡大が見込まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「メタバースクリエイターズがシードラウンドで1億1,111万円を調達 | 株式会社メタバースクリエイターズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000120256.html, (参照 24-08-26).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「VR」に関するコラム一覧「VR」に関するニュース一覧